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【スウェーデン】北欧最大の運用会社ノルディア、企業人権ベンチマークの開発に参画 2016/02/13 ESG

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 スウェーデンに本拠を持つ北欧最大の資産運用会社、ノルディア・アセット・マネジメント(以下、ノルディア)が1月21日、企業人権ベンチマーク(CHRB: Corporate Human Rights Benchmark)に新たに参画することが分かった。CHRBは2014年12月に設立された、上場企業の人権への取り組みを評価・格付するベンチマーク開発に向けたイニシアチブだ。

 設立メンバーは機関投資家のアビバ・インベスターズおよびカルバート・インベストメンツ、人権NGOのBHRRC(Business & Human Rights Resource Center)とInstitute for Human Rights and Business、そしてESG格付大手のEIRIS(現Vigeo Eiris)で構成されている。

 今回新たにノルディアがメンバーに加わり、さらにベンチマークの策定体制が強化された。CHRB は2015年に世界400以上の個人および法人と格付の方法論に関するコンサルテーションを実施した。今年の11月には最初のパイロット版ベンチマークの公開を予定しており、ノルディアの参画はパイロット版公開に向けた大きな後押しとなる。ノルディアは今後3年間にわたってイニシアチブに参画予定だ。

 ノルディア・アセット・マネジメントのテーマ調査の責任者であり、本ベンチ―マーク組成委員会の責任者を務めるMagdalena Kettis氏は「責任投資の実践者として、我々は企業が責任ある形で良い利益を上げることは前提条件だと考える。我々は人権を含む現行の法律、規制、関連するルールや国際的な慣習を守ることが企業責任のありかただと判断している。また、人権は我々自身のスチュワードシップ行動の中心分野の一つであると考えており、人権の重要性を喚起する今回のイニシアチブに参加できることを非常に嬉しく思う」と語る。

 CHRBは透明性、信頼性の高い公開ベンチマークの設定を通じ、上場企業の人権への取り組みを更に加速させるのが狙いだ。人権に関する企業の方針、業務プロセスおよび実践状況を比較可能にすることで、投資家や市民社会、規制当局が企業に対して改善に向けた働きかけを行うことができる環境を整える。

 北欧の資産運用会社はこれまでもESG投資における先駆的な取り組みを行っており、グローバルの市場における影響力は非常に大きい。1,840億ユーロの運用資産を誇るノルディスのCHRBへの参画は、世界の人権課題解決に向けた大きな一歩となる。

【参照リリース】Nordic Asset Manager Nordea Joins Team Developing Benchmark on Corporate Human Rights Performance 
【企業サイト】Nordea Asset Management

(※写真提供:Botond Horvath / Shutterstock.com

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