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【スイス】STOXX、CDPデータを活用した包括的な低炭素インデックスを設定 2016/02/23 ESG

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 スイスに本社を置くインデックス提供会社のSTOXXは2月4日、「SOXX低炭素インデックス・ファミリー」の設定を発表した。同インデックスは、STOXX Global 1800インデックスの構成銘柄をユニバースとして、炭素エクスポージャーの程度別に4つのサブ・インデックスで構成されており、投資家は自身のポートフォリオにおける炭素リスクを制限できるようになっている。また、同インデックスはETFや仕組み商品、デリバティブといった投資商品での活用やパッシブおよびアクティブ投資戦略のベンチマークとしても利用できるよう設計されている。

 4つのサブ・インデックスは、CDPヨーロッパおよびSouth Pole Groupから提供される報告済および推定の二酸化炭素排出量データを元に設定された「STOXX Low Carbon Indices」、報告済データのみを使用した「STOXX Reported Low Carbon Indices」、報告済および推定データに基づき各産業界で最も排出量の少ない企業を含む優良企業群が選定されている「STOXX Industry Leaders Indices」、排出量の高い企業を除外した「STOXX Low Carbon Footprint Indices」で構成されている。

 また、同社はCDPの気候変動対応Aリストの企業に基づいて構成されたSTOXX Global Climate Change Leaders Indexも別途設定しており、CDPのAリストが構成銘柄となるインデックスは世界で初となる。

 STOXXのCEOを務めるHartmut Graf氏は「二酸化炭素排出量の削減はグローバルの課題となっており、市場参加者らは低炭素経済の持続可能な成長に参画しつつ、長期にわたる気候変動リスクへの対処に向けてポートフォリオを脱炭素化するためのソリューションを求めている。彼らの挑戦は、企業のカーボン・フットプリントやサプライチェーン全体を通じた気候変動の影響を精緻に分析できる高い精度のデータをいかに利用できるかにかかっている。我々のSOXX低炭素インデックス・ファミリーはサステナビリティ要因をポートフォリオに組み込みやすくしており、とりわけSTOXX Global Climate Change Leaders Indexは排出量削減にコミットし、気候変動緩和の先駆的企業を追跡する創造的なソリューションを提供できる。我々はCDPのデータを導入した世界で最初のインデックス提供会社となったことを嬉しく思う」と語る。

 炭素リスクをはじめ、自身のポーロフォリオから長期的なESGリスクを除きたいという投資家ニーズの高まりに応じて、金融商品にESG・サステナビリティ要因を含めようとする動きは世界中で活発化している。今後もCDPのようなデータを活用して作成された様々な低炭素関連の金融商品が多くの投資家の手に届くことを期待したい。

【参照リリース】STOXX Launches Comprehensive Family Of Low Carbon Indices 
【企業サイト】STOXX 
【関連サイト】STOXX Low Carbon Indices https://www.stoxx.com/search-result?searchTerm=Low%20Carbon&discover=true 
【関連サイト】STOXX Global Climate Change Leaders Index

株式会社QUICK ESG研究所

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