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【国際】カルバート、新たにCalvert Global Water Research Indexを公表 2016/03/03 ESG

 米国のSRI投資会社、カルバート・インベストメント(以下、カルバート)は2月9日、同社の6つ目となる新たな責任投資指数、”Calvert Global Water Research Index“を公表した。今回発表された同指数は、水資源の責任ある利用、サステナビリティとアクセスビリティ向上に取り組んでいる企業への投資を目的とするもので、これまでの責任投資指数とは異なり、構成企業の多様性や低リスク、総じてより魅力的な投資リターンが期待できる点が特徴だという。

 気候変動や過度な灌漑、水質汚染などにより世界中で水資源の不足が深刻化するいっぽうで、経済成長により水資源に対する需要は高まりを見せており、今や水リスクは世界が抱える最大のグローバルリスクの一つなっている。カルバートのGlobal Water Research Indexは、こうした水を取り巻くサステナビリティ課題を解決に導くソリューションに対してより多くの投資を促すのが目的だ。

 カルバートのCEOを務めるJohn Streur氏は「水資源にまつわる喫緊の課題に我々の責任投資のための原則と我々独自のリサーチシステムを活用していくことをとても楽しみにしている。より多くの人に清潔な水を届けるために、我々は水を使用する上でのイノベーションを促し水のパラダイムシフトを実現していきたい」と語った。

 カルバートによると、今回の責任投資指数は、水資源の利用効率における先進企業とイノベーター企業の双方を含めることで、水システムの需要・供給側の双方を配慮した包括的な投資手法を実現しているという。また、過去の水資源に関する責任投資指数と比較してより多くの地域・業種の企業を含めることでより多くの企業への投資機会を提供しているとのことだ。

 カルバートでポートフォリオ・マネージャーを務めるJade Huang氏は「従来の水セクターの企業だけではなく、水を大量に使用する産業での水の利用効率が著しく高い企業も入れることで、水の消費に関する課題の解決につなげたい」と語った。

 また、カルバートは今回発表された責任投資指数の導入により、Calvert Global Water Fundの運営は、従来のアクティブ運用から、今後はこの責任投資指数のパフォーマンスを実現するパッシブ運用に切り替えると公表した。

 気候変動と同様に、水を取り巻くリスクの管理も長期投資家にとっては重要なテーマとなっている。今後、同指数がどのようなパフォーマンス推移を見せるのか、注目が集まる。

【参照リリース】Calvert Investments Launches Water Research Index
【企業サイト】Calvert Investments

株式会社QUICK ESG研究所

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