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【アメリカ】カルパース、日本版スチュワードシップ・コードに署名 2016/04/08 ESG

california

 カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は3月17日、日本版スチュワードシップ・コード(「責任ある機関投資家」の諸原則)に署名したことを発表した。カスパースは現在、2,860億米ドル(約32兆円)の運用資金を有し、170万人以上のカリフォルニア州職員、学校、公的機関の職員の退職金制度や、140万人の健康保険を管理運用している。80年以上の運用実績を持ち、とりわけこの30年は、「もの言う株主」として知られている。

 カルパースにとって日本株式市場は株式アセットクラスの中でアメリカに次ぐ2番目の規模を占める。カルパースは、日本版スチュワードシップ・コードは投資先企業との対話(エンゲージメント)を積極的に実施するというカルパースの投資ポリシーと合致していると、今回の受入れ表明の理由を説明した。カルパースにはもともと「CalPERS’ Focus List Program」という名称のプログラムがあり、積極的に対話する企業を約200社ほど選定し、投資先企業の長期的リターンアップに向けて積極的に「もの言う」オペレーションを採用している。すでに2015年前半から、このプログラムに沿った投資先日本企業との対話を始めている。

 今回の署名の背景には、日本上場企業との建設的な対話を通して日本における長期投資を促進したいというカルパースの狙いがある。カルパースは、世界的大手年金基金の中でも、環境、社会、ガバナンス(ESG)課題に積極的に取り組む特徴があり、時には他の基金と共同の議決権行使等を通じて取締役任命、環境課題への取り組みの意思決定に関わる。グローバルで活躍する日本企業にとっては、今後ますます株主への新たな対話の方法と事業展開への取り込みが求められる流れができてきた。

【参照ページ】CalPERS Signs Japan’s Institutional Investor Stewardship Code Promoting Corporate Engagement 
【機関サイト】CalPERS  
【プログラムページ】CalPERS Focus List Program 
【関連サイト】金融庁 日本版スチュワードシップコード受入機関リスト   

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