Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【アメリカ】カルパース、カリフォルニア州政府機関の中で最大のCO2削減を達成 2016/09/20 ESG

green-office

 カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は9月8日、同年金基金機関自身における取り組みで温室効果ガスを79%削減したことを発表した。これは政府が義務付けた20%の削減のおよそ4倍の規模を、目標より8年前倒しで達成したもので、米国環境保護庁(EPA)のClimate Registryにより明らかとなった。カリフォルニア州政府機関全体の中でも最大の削減だった。また、2014年の温室効果ガス排出については第三者による検証を受けており、温室効果ガス排出測定・検証を行う非営利団体The Climate Registryによると、カルパースは第三者検証を受けている数少ない政府機関だという。

 同基金がリリースした「Green Building Accomplishments and Initiatives」 によると、カルパースのオフィスが入居する建物の敷地面積は2003年から延べ面積が62%拡大しているにもかかわらず、1単位面積当たりの総エネルギー利用量は33%削減している。また、消費電力は全てカリフォルニア州で発電された再生可能エネルギーにより賄われている。

 また、エネルギーや温室効果ガス以外の取り組みとしては、敷地内の芝生メンテナンスの改善による水の保全が挙げられる。芝生そのものの削減も行った他、水やりの時間短縮、スプレー方式からノズルを通じて水滴を落とす方法への切り替え、クーラーの稼働で発生する水をタンクに貯蔵する水量確保など、大きな改革からこまやかな対応まで幅広く取り組みを続けている。これにより水使用量は2010年対比で、2015年に32%削減した。また、グリーンビル認証のLEEDプログラムでは、高い成果を上げる建物として認定され、同基金のオフィスであるLincoln Plaza East/Westは2014年5月プラチナに、Lincoln Plaza Northは2014年8月にGoldに、Lincoln Plaza Southも2015年10月にGold として認定されており、基金の経営による努力が継続されている。

 カルパースはこれまで、投資先企業へのESGアプローチを世界に先駆けて実践してきた。同基金は、自身の組織においても同様の厳しい取り組みを実践し、結果を出すことでこの分野のリーダー的役割を果たしていることを示している。

【参照ページ】CalPERS Recognized as Sustainability Leader
【機関サイト】CalPERS 
【参考ページ】Green Building Accomplishments and Initiatives

QUICK ESG研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る