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【国際】不動産業界のサステナビリティスコアは改善傾向。不動産ESG調査のGRESB2016調査結果 2016/09/27 ESG

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 不動産業界のサステナビリティ評価に関する国際ベンチマークを提供しているGRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)は9月7日、2016年度のGRESB不動産調査、GRESB不動産デベロッパー調査、GRESB不動産債券調査の結果を発表した。GRESBは今年度より調査の幅を拡大し、不動産調査、不動産デベロッパー調査、不動産債券調査、インフラ調査の4つが実施されているが、今回このうちの前3つについて結果がリリースされたことになる。

 発表された最新の調査データによると、不動産事業会社および不動産ファンドのESGパフォーマンスはほぼ全ての項目で向上しており、エネルギー消費は1.2%削減、温室効果ガス排出は2%削減、水利用は1%弱の削減を達成している。

 今回不動産調査に参加した不動産会社とファンド総数は63ヶ国759社、保有物件は66,000、資産総額2.8兆米ドル規模となり過去最多となった。また、評価に参加した企業およびファンドが、エネルギー、水、廃棄物管理関連のデータを提供した個別物件数は22,000に上る。調査開始以来7年連続でGRESB評価に参加している機関の平均は、同業他社と比べESG項目全体が12ポイント高かった。全機関のGRESBスコア平均も昨年より11%向上し60となった。また、GRESB不動産債券調査には、18の債券ファンドが参加し80%増加、GRESB債券スコアは6%向上し48となった。

 2016年のその他の特徴としては、オーストラリアの機関は平均で74と高く、他地域より14ポイントも上回っていた。また、上場不動産企業の総合スコアは、プライベート・エクイティの平均より6ポイント高かった。

【参照ページ】2016 GRESB Data Shows 90 Percent of Property Companies and Funds Actively Manage Carbon Emissions 
【機関サイト】GRESB
【調査結果】2016 GRESB Global Snapshot  
【関連記事】不動産ESG評価のGRESB、調査対象を拡大。インフラ調査を今年から実施 

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