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【ブラジル】サンパウロ証券取引所、サステナビリティ株式指数ISEにSDGs観点を採用 2016/12/23 ESG

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ブラジル最大の取引所であるサンパウロ証券・商品・先物取引所は11月24日、同取引所のサステナビリティ株式指数(ISE)の銘柄入替えを発表した。ISE指数構成新銘柄の対象期間は2017年1月2日から2018年1月5日まで。入替え後の全体銘柄は、15業種の34社の株式38種で構成。合計時価総額は1兆3,100億ブラジルレアルで、取引総額は2016年11月22日の日次取引高の52.14%を占める。

 サンパウロ証券・商品・先物取引所は、北米・中南米地域で、ニューヨーク証券取引所、NASDAQ、トロント証券取引所に次ぐ4番目の大きさを誇る。取引所に上場しているサステナビリティ優良銘柄だけで構成する「サステナビリティ株式指数」の導入も比較的早く、同取引所のISE指数は、ニューヨーク、ロンドン、ヨハネスブルグに次いで世界4番目、2005年から運用が始まった。

 ISE指数採用銘柄の選定では、同取引所で最も流動性の高い200社が対象となり、そこからブラジルの高等研究機関FGV-EAESPのサステナビリティ・スタディセンターの協力を得ながら、サステナビリティ関連項目を評価し選定していく。今回の銘柄選定では、新たに2つの選定条件が追加された。まず、サステナビリティ関連項目評価のために企業に送付される調査票の回答内容を開示したくない企業は選定対象から排除される。そのため選定対象となった企業の回答内容は全て同取引所の小ホームページから閲覧することができる。2つ目は調査票の質問内容の変更。今回から、昨年制定された国連持続可能な開発目標(SDGs)に関連する質問内容が加わり、取引所としていち早くSDGs観点を取り入れた。調査票には、「SDGs関連の事業内容への示唆に関する分析」「SDGsに関係する指標や目標、期待する結果についての先進的知識」「目標に適合する資源についての先進的知識」「目的達成のための協力可能性」に関する項目が加えられている。

 ISE指数の新採用銘柄となった34社は、AESティエテ、ブラジルフーズ、パラナ電力、ブラジル電力、Fleury、ロジャス・レナー、スルアメリカ、B2W、コンセッソンエス・ロドビアリア、CPFLエネルジア、エレクトロパウロ、イタウサ、Light、テレフォニカ、ブラジル銀行、Celesc、ヂュラテックス、エンブラエル、イタウ・ウニバンコ、MRV、Tim、ブラデスコ、ミナスジェライス電力、エコロドビアス、エンジー(旧トラクテベル)、クラビン、ナチュラ・コスメティコ、Weg、ブラスケム、シエロ、エネルジアス・ド・ブラジル、フィブリア、ロジャス・アメリカナス、サンタンデール。

 ISE指数の運用を開始した2005年から2016年11月までに、ブラジルを代表する株価指数のボベスパ指数のパフォーマンスが94.11%プラスだったのに対し、ISE指数は145.36%のプラス。同期間のボラティリティは、ボベスパ指数の28.05%に対し、ISEは25.25%だった。

【参照ページ】BM&FBOVESPA publishes the 12th portfolio of the Corporate Sustainability Index (ISE)

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