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【アメリカ】カルパース理事会、経営5カ年戦略計画を承認。全投資でESGを考慮 2017/02/28 ESG

 米カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は2月15日、理事会にて2017年から2022年までの5カ年戦略計画を承認した。カルパースが直面しているリスクと機会を評価しつつ、年金加入者とその家族の投資、退職計画、保険ニーズに関する今後の青写真の役割を果たす。

 この5カ年計画はカルパースの理事、経営陣、従業員が協働し、一年がかりで完成させた。計画検討にあたっては、同基金のステークホルダーである経営者団体、労働者団体、退職者団体、連邦政府、州政府、医療関係者、投資関係者などかれの協力も得た。同計画では、カルパースのビジョン、ミッション、コアバリューに基づき5つの大方針が掲げられている。

  • 年金基金の長期的な持続可能性を強化する
  • 医療サービスの提供と支払を見直し、料金をより手軽な価格に抑える
  • 組織全体をシンプルにする
  • リスクに合理的に対処する組織を育成する
  • パフォーマンスが高く多様性のある人材を推進する

 この5つの目標には、明確な目的に紐付いた36の指標が設定されており、今後5年間その進捗を追跡するために効果測定がなされる。例えば、「年金基金の長期的な持続可能性を強化する」という目標に対しては、「重大な損失のリスクを軽減する」「リスク調整後リターン目標を達成する」「投資意思決定にESGを統合する」など複数の目的が設定されており、そのKPIとして、「ファンドのボラティリティを8%以下に抑制する」「ベンチマークを超える年利回りを実現する」「基金内部・外部の運用者は100%、ESG考慮の投資意思決定を行う運用方針と手法を採用する」と数値化できる詳細目標が設定された。

【参照ページ】CalPERS’ Board Approves Five-Year Strategic Plan 

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