Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【水口教授のヨーロッパ通信】注目集まるグリーンボンド

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 最近、グリーンボンドに注目が集まっている。2015年の世界のグリーンボンド発行額は420億ドル以上と言われ、2016年には810億ドルへと倍増したと推計されている。グリーンボンドの発行では欧米と中国が先行し、日本は出遅れていた。しかし、2016年には国際協力機構(JICA)がJICA債をソーシャルボンドとして発行したほか、東京都もグリーンボンド発行に向けたトライアルとして「東京環境サポーター債」を発行するなど、日本でも広がりを見せ始 [...]

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2017/02/10 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】ESG課題としての「経済的不平等」 - 投資家はどう向き合うのか

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 PRIは2016年に『なぜ、どのように投資家は経済的不平等に対応するのか(Why and How Might Investors Respond to Economic Inequality?)』と題したディスカッションペーパー[1]を公表し、ロンドン、ニューヨーク、シンガポールと、各地でワークショップを開催してきた。12月には執筆者のデービッド・ウッド氏が来日し、東京でもワークショップが開かれた。このテーマは、サプライチェーンの人 [...]

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2017/01/17 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】PRI in Person 参加報告 - 次の10年のテーマは「サステナブルな金融システム」

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 「過去の10年を振り返るのではなく、これからの10年を考える機会にしたい」。  責任投資原則(PRI)会長のマーティン・スカンケ(Martin Skanche)氏は、挨拶の中でこう述べた。2016年9月6日、シンガポールで開催されたPRIの年次会員総会での冒頭の言葉である。2006年に生まれたPRIは、今年10周年を迎えた。その節目の年の会員総会で行うべきは、ここまでの成果を祝うことではなく、次の10年の青写真を描くことだというので [...]

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2016/10/17 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】企業年金とESG投資

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 欧州では規模の大きい公的年金が責任投資を積極的に推進してきた。たとえばオランダの公務員年金であるABPやスウェーデンの国民年金AP Fonden、英国の環境庁年金基金などである。日本でも昨年、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が責任投資原則(PRI)に署名した。では企業年金はどうだろうか。日本ではキッコーマン企業年金基金とセコム企業年金基金の2つがPRIに署名しているが、企業年金全体を見ると、必ずしも責任投資やESG投資が広 [...]

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2016/10/04 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】RI Europe2016参加報告 - 欧州で何が話し合われたか?

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 2016年6月22日と23日の2日間、今年もロンドンでシンポジウム「RI Europe 2016」が開かれた。2月には東京証券取引所を会場にRI Asiaが開かれたが、RI Europeは参加者数も約600人と格段に多く、議論の内容も幅広い。その中から印象に残った話題をいくつか紹介したい。 1.英国のEU離脱  シンポジウム2日目の6月23日は、ちょうど英国の国民投票の日だった。総合司会をしたResponsible Investor [...]

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2016/09/08 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】議決権行使とESG - ESG配慮型の議決権行使ガイダンスの試み

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 ある種のESG要因は企業価値に関わるという認識は、受け入れられつつあるようだ。もしそうだとすれば、議決権行使の際にもそれを考慮すべきではないのか。だが、どうやって?確かに、株主総会では取締役を選任するのでガバナンス(G)には関わるが、環境(E)や社会(S)の側面は議決権行使にどう結びつくのだろうか。この問いに答えようとしたのが、英国のAssociation of Member Nominated Trustees(AMNT)である。 [...]

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2016/08/01 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】ESGエンゲージメントとアカウンタビリティ - 海外機関投資家の事例

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 スチュワードシップ・コードの導入を機に、日本でも建設的な「目的を持った対話」(エンゲージメント)の機運が高まっている。また、エンゲージメントはESG投資の主要な方法の1つにも位置付けられる。しかし、環境(E)や社会(S)に関しては、何をテーマに、どのようなエンゲージメントをすべきなのか、まだ模索中という運用機関が多いのではないか。この点で欧米の事例は参考になる。そこで、欧州でESG投資に積極的なRobecoとAmundiの事例を切り [...]

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2016/06/15 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】工場的畜産のリスク - 動物愛護からESG課題へ

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 工場的畜産(factory farming)とは、伝統的な農場ではなく、建物の中であたかも工業生産のように行われる畜産を意味する。これまでも動物の福祉(animal welfare)の観点から批判はあったが、投資家の視点からそのリスクに警鐘を鳴らす人がいる。プライベート・エクイティ(非上場株投資)のセカンダリー・マーケットのパイオニアとして名高いジェレミー・コラー(Jeremy Coller)氏である。彼によれば、工場的畜産は単に動 [...]

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2016/05/23 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】なぜ責任投資をするのか - 英国とオランダの比較から

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 責任投資に関わるアセットマネージャーやESG調査機関は、企業のESG関連情報を集め、さまざまなクライテリア(基準)に照らして評価する。どのような基準を用い、どのような問題を重視するかは、機関ごとに異なっており、それがいわゆるESGインデックスやESGレーティングの違いに反映されている。当然、運用を委託する年金基金などのアセットオーナーは、より適切な評価結果を望むだろう。では適切なESG評価とは何か。たとえばそれは、社会問題や環境問題 [...]

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2016/03/31 ESGコラム

【水口教授のヨーロッパ通信】COP21後の投資行動 - 気候変動戦略を作ろう

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 2015年12月、パリで開催されたCOP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)は、長期目標として産業革命前からの平均気温の上昇を2℃未満に抑えるという目標を明記し、さらに1.5℃を目指すとした「パリ協定(Paris Agreement)」を採択して幕を閉じた。歴史的な合意だと国内外からの評価も高い。世界は今後、2℃未満という目標を前提に動き出すことになるだろう。投資家はこれをどう投資行動に織り込んでいけばよいのか。さまざまな機関 [...]

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2016/03/25 ESGコラム
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