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【アメリカ】Source Intelligence社、腐敗防止のためのSaaSソリューションを提供

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2014年のFCPA(Foreign Corrupt Practices Act:海外腐敗行為防止法)中間報告によれば、FCPAの執行機関であるDOJ(U.S. Department of Justice:米国司法省)およびSEC(U.S. Securities and Exchange Commission:米国証券取引委員会)は2014年の上半期だけで15の汚職(うち3つの罰金の総額は4億9,400万ドルに上る)を強制処分している。

このように世界的に腐敗防止に向けた取締りが活発化している現状を受けて、サプライチェーンの透明性向上に向けたSaaS(クラウド上で提供されるソフトウェアサービス)プラットフォームを提供するSource Intelligence社および、企業間の腐敗防止に取り組むNGOのCenter for Responsible Enterprise And Trade(CREATe.org)は8月14日、多国籍企業が自社のサプライチェーンや世界中に広がるビジネスパートナー間での腐敗リスクを減らすための腐敗防止・コンプライアンスソリューションを新たに発表した。今回発表されたソリューションの主な特徴は下記7つだ。

  • 汚職を防ぐためのサプライヤーおよびビジネスパートナーに対するマネジメントシステムの成熟度をオンラインで測定・評価
  • 腐敗防止のエキスパートであるCREATe.orgによる独立した評価
  • 24時間多言語対応のサプライヤーエンゲージメントチームと共に提供されるクラウドベースのプラットフォーム
    • 方針、手順、記録
    • 十分な情報に基づく意思決定をするための情報提供
    • 研修、キャパシティビルディングのための効率的な仕組み
    • サプライヤーのコンプライアンスのモニタリング・測定
    • サプライヤーに腐敗がないことを証明する認証

Source IntelligenceのCEOを務めるJess Kraus氏は「Source Intelligenceは、100以上のグローバルブランドのサプライチェーンリスクを上流から下流まで特定している。顧客の要望に応じ、我々は贈賄、腐敗や第三者リスクに取り組むべく自社のサービスを拡大してきた」と語る。

また、CREATe.orgのCEOを務めるPamela Passman氏は、「CREATeの腐敗対策査定システムやベンチマーキング能力とSource Intelligenceのplatform and peopleアプローチの協力により、多国籍企業に対して腐敗防止に向けた新たな道を示すことができる」と語り、今後のサービス展開に期待を寄せた。

同サービスは現在、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語に対応している。また、Source IntelligenceおよびCREATe.orgによる腐敗防止に関するホワイトペーパーは下記からダウンロード可能だ。FCPAガイドラインをはじめ、腐敗防止に対するグローバルな法規制、自主規制強化の流れが急速に進む中、腐敗防止ソリューションの市場も盛り上がりを見せている。

【ホワイトペーパーダウンロード】
Anti-corruption Compliance for the Value Chain, Implementing Best Practices on a Global Scale
【企業サイト】Source Intelligence
【団体サイト】CREATe.org

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