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【国際】トムソン・ロイター、グローバル大手企業500社の温室効果ガス排出量を発表

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グローバル大手企業500社は世界全体の温室効果ガス排出量の10%以上を占め、その中でも上位50社は500社の排出量全体の79%を占めている。グローバル大手企業の温室効果ガス排出状況の実態が明らかになった。

トムソン・ロイターは12月22日、グローバルの大手企業500社(以下、グローバル500)の温室効果ガス排出量データを明らかにした報告書、”Global 500 Greenhouse Gases Performance 2010-2013: 2014 Report on Trends”を公表した。同報告書はグローバルサステナビリティコンサルティング会社のBSDコンサルティング社と共に書かれたものだ。

同報告書によれば、2010年から2013年にかけてのグローバル500の温室効果ガス排出量は3.1%増加したという。2050年までの地球全体の温度上昇を2℃以下に抑えるための道筋を示した"2014 UNEP Emissions Gap Report"の排出量削減シナリオに基づけば、現時点で排出量は4.2%削減されているべきだったが、既にUNEPの基準から排出量が7.3%も多くなってしまっていることが分かった。

トムソン・ロイターのサステナビリティ担当役員で同報告書の共著者でもあるTim Nixon氏は「先日ペルーのリマで行われた国連気候変動会議で目にしたように、我々は気候変動の影響を減らすために世界の温室効果ガス排出に歯止めをかけることは急務なのだ。我々は、この報告書がグローバル500らによる温室効果ガス削減に関する議論を加速させることを望んでいるが、我々全員が産業界の恩恵を受けているグローバル消費者として、この議論に関わる責任があるということを忘れてはいけない」と語った。

また、BSDコンサルティングでエグゼクティブ・マネジャーを務めるJohn Moorhead氏は「報告書の結論は、グローバルの温室効果ガス排出量に対する認識の向上は企業およびステークホルダーらの透明性の向上、イノベーション、深い理解につながり、更なる排出量削減をもたらすことができる」と語った。

同報告書のデータは企業からの自主的な報告および、トムソン・ロイターが提供している4,800以上の上場企業に関するESGデータ、トムソン・ロイター・アセット4からの推定値に基づいている。レポートは下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】Global 500 Greenhouse Gases Performance 2010-2013: 2014 Report on Trends
【企業サイト】Thomson Reuters
【企業サイト】BSD Consulting

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