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【国際】TikTok、おすすめ動画の悪影響抑止で新アルゴリズム検討。FOMOには触れず

 中国SNS大手・抖音の米国子会社TikTokは12月16日、「おすすめ」に載せる動画がユーザーにネガティブなインパクトを与えないようアルゴリズムの修正を検討していることを明らかにした。

 同社は、今回の発表の中で、「おすすめ」に載せる動画では、「いいね!」「フォロー」「過去視聴動画」等を活用し、ユーザーの好みを把握した表示の他に、潜在的な興味を喚起するため、好み以外の動画も意図的に織り交ぜていると伝えた。しかし、その中で、失恋、孤独、減量等に関する動画は、人によっては過度に悪影響を与えるため、連続しておすすめしないアルゴリズムを検討していると表明した。

 さらに、同社ポリシーには反しないものの、視聴の大半を占めると悪影響を及ぼす可能性のある少数のコンテンツだけを認識し、おすすめしないようにする検討や、ユーザーがおすすめから除外できる忌避ハッシュタグを設定できる機能開発も進めているとした。

 これらの検討は、医学、臨床心理学、AI倫理学の専門家、コンテンツ諮問委員会メンバー、コミュニティと継続的な対話によって進めていると伝えた。同社は、社内に「Transparency and Accountability Centers」を設け、透明性や説明責任を高める体制も構築している。

 一方、今回同社は、人々がスクロールし続けるようにアルゴリズム設計する「FOMO(Fear of Missing Out)」問題については触れなかった。FOMO問題では、すでに消費財大手ラッシュが、TikTokのアカウント閉鎖を決めている。

【参考】【国際】LUSH、インスタ、フェイスブック、TikTok等でアカウント停止。若者にFOMO懸念(2021年11月29日)

【参照ページ】An update on our work to safeguard and diversify recommendations

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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