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【アメリカ】アップル、WordPressに対するアプリ内課金搭載要求を撤回。係争解決との見方表明

 アップルは8月22日、ウェブサイトCMS大手WordPress.comに対して要求していたアプリ内課金機能の搭載義務化を撤回すると発表した。アップルはiOSアプリ内の課金に対し30%の手数料を課しているが、現在人気アプリゲーム「フォーナイト」を開発しているエピック・ゲームズとの間で係争を抱えており、WordPressとの間では緊張関係を緩和した形。

 CMSサービス「WordPress」では、インストール型アプリとしてオープンソースでの開発が進められている「WordPress.org」と、WordPress.orgの開発者の一人であるマット・マレンウェッグが創業したAutomattic運営の「WordPress.com」の2種類があり、今回はWordPress.comが絡んだ事案。

 同問題では、WordPress.comを運営するAutomatticが8月21日、30日以内にアプリ内課金機能を追加するようアップルから通告されたことを公表。問題が公になっていた。WordPress.comは、サービス課金をウェブサイトでのみ実施しており、アプリ内では課金をしてこなかったことから、業界の間でも今回の対応に対する疑問の声が上がっていた。

 アップル側は当初、アプリ内でプランのアップデートを促進する表示をしていたことを問題視し、アプリ内課金機能を同時に搭載しなければならないと通告。WordPress.com側は、表示はあくまでサービスの告知であり、アプリ内でサービスを購入する機能は元々想定されていないと反論していた。

 係争の中心となったアップルの「App Store Reviewガイドライン」には、

「3.1.3(b)マルチプラットフォームサービス:複数のプラットフォームで動作するAppでは、別のプラットフォーム上のAppやデベロッパのWebサイトでユーザーが入手したコンテンツ、サブスクリプション、機能にアクセスできるようにすることができます(マルチプラットフォームのゲームにおける消耗アイテムなどを含む)。ただし、そうしたアイテムをApp内のApp内課金アイテムとして購入できるようにする必要があります。iOSユーザーをApp内課金以外の購入方法に直接または間接的に誘導したり、他の購入方法について発信する情報を通して、ユーザーがApp内課金を利用する意欲を低下させたりすることは禁止されています。」

とあり、WordPress.comは、最後の1文に抵触していたという。

 アップルは今回の撤回決定について、WordPress.comが、アップデート版のサービス表示を削除することを決めたためと理由を語り、両社の係争はこれにより解決されたとの考えを表明した。

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 アップルは8月22日、ウェブサイトCMS大手WordPress.comに対して要求していたアプリ内課金機能の搭載義務化を撤回すると発表した。アップルはiOSアプリ内の課金に対し30%の手数料を課しているが、現在人気アプリゲーム「フォーナイト」を開発しているエピック・ゲームズとの間で係争を抱えており、WordPressとの間では緊張関係を緩和した形。

 CMSサービス「WordPress」では、インストール型アプリとしてオープンソースでの開発が進められている「WordPress.org」と、WordPress.orgの開発者の一人であるマット・マレンウェッグが創業したAutomattic運営の「WordPress.com」の2種類があり、今回はWordPress.comが絡んだ事案。

 同問題では、

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 アップルは8月22日、ウェブサイトCMS大手WordPress.comに対して要求していたアプリ内課金機能の搭載義務化を撤回すると発表した。アップルはiOSアプリ内の課金に対し30%の手数料を課しているが、現在人気アプリゲーム「フォーナイト」を開発しているエピック・ゲームズとの間で係争を抱えており、WordPressとの間では緊張関係を緩和した形。

 CMSサービス「WordPress」では、インストール型アプリとしてオープンソースでの開発が進められている「WordPress.org」と、WordPress.orgの開発者の一人であるマット・マレンウェッグが創業したAutomattic運営の「WordPress.com」の2種類があり、今回はWordPress.comが絡んだ事案。

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 CMSサービス「WordPress」では、インストール型アプリとしてオープンソースでの開発が進められている「WordPress.org」と、WordPress.orgの開発者の一人であるマット・マレンウェッグが創業したAutomattic運営の「WordPress.com」の2種類があり、今回はWordPress.comが絡んだ事案。

 同問題では、WordPress.comを運営するAutomatticが8月21日、30日以内にアプリ内課金機能を追加するようアップルから通告されたことを公表。問題が公になっていた。WordPress.comは、サービス課金をウェブサイトでのみ実施しており、アプリ内では課金をしてこなかったことから、業界の間でも今回の対応に対する疑問の声が上がっていた。

 アップル側は当初、アプリ内でプランのアップデートを促進する表示をしていたことを問題視し、アプリ内課金機能を同時に搭載しなければならないと通告。WordPress.com側は、表示はあくまでサービスの告知であり、アプリ内でサービスを購入する機能は元々想定されていないと反論していた。

 係争の中心となったアップルの「App Store Reviewガイドライン」には、

「3.1.3(b)マルチプラットフォームサービス:複数のプラットフォームで動作するAppでは、別のプラットフォーム上のAppやデベロッパのWebサイトでユーザーが入手したコンテンツ、サブスクリプション、機能にアクセスできるようにすることができます(マルチプラットフォームのゲームにおける消耗アイテムなどを含む)。ただし、そうしたアイテムをApp内のApp内課金アイテムとして購入できるようにする必要があります。iOSユーザーをApp内課金以外の購入方法に直接または間接的に誘導したり、他の購入方法について発信する情報を通して、ユーザーがApp内課金を利用する意欲を低下させたりすることは禁止されています。」

とあり、WordPress.comは、最後の1文に抵触していたという。

 アップルは今回の撤回決定について、WordPress.comが、アップデート版のサービス表示を削除することを決めたためと理由を語り、両社の係争はこれにより解決されたとの考えを表明した。

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