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【中国】第8回金蜜蜂中国CSR報告国際シンポジウム開催。ソニー中国も大賞受賞。

beijing

 中国政府商務部(経済産業省に相当)が主管する主要経済雑誌「WTO経済導刊」は12月3日、WBCSDの中国団体であるCBCSDと共同で「第8回金蜜蜂中国CSR報告国際シンポジウム」を北京で開催し、CSR報告書に優れた企業に与えられる「金蜜蜂優秀CSR報告賞」の授賞式とともに、中国のCSR報告に関する最新動向を発表した。シンポジウムは、在中スウェーデン大使館、ドイツ版JICAに相当するドイツ国際協力公社(GIZ)が共催機関となり、イベントには各界の関係者ら約300人が集まった。

 「金蜜蜂優秀CSR報告賞」は中国のCSRコンサルティングファームであるGolden Bee社が審査を行い、24社が大賞に、38社がカテゴリー賞に選ばれた。大賞に選ばれたのは、昨年の受賞企業でもある中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国中化(シノケム)、HUAWEI(ファーウェイ)、中国華能、中国長江電力、中国長江三峡、中国国営送電事業者である国家電網と中国南方電網、中国石炭最大手の神華、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国建築、武漢鋼鉄、中国アルミニウム、米自動車部品大手イートン社中国法人の中国イートン、香港漢方大手の無限極、独化学大手BASFの中国法人・BASF中国、インテル中国の17社と、今年初めて受賞した中国石油化工(シノペック)、中国五鉱、中国華電、中国国際航空(エアチャイナ)、ラオックスを傘下に持つ蘇寧電器、ダイムラー中国、そしてソニー中国の5社。受賞企業の大半を中国の国有・国営企業が占める中、ソニー中国は日系で唯一の受賞企業となった。

 CSR報告の最新動向としては、報告内容が全体的に高水準となってきており、特に環境関連では公開指数が昨年と比べ10.8%上昇。一方で、CSR報告に大きな関心を寄せる中国政府としては、従業員とコミュニティの項目を今後重視していくとし、社会責任に関する情報公開の重要性が増すことが報告された。また、外資系企業に関しては、CSR報告書を公表した企業数は104.2%増加し、中でも日系企業による公開が過半数を超え品質も高いことが評価された。今後の課題としては、現状8%に留まる英語での報告書作成と位置づけ、さらに国際基準に沿う報告書レベルまでには大きな改善の余地があることを挙げた。

 その他イベントでは、EUの非財務情報開示指令についても共有があり、また日本からは関正雄・企業市民協議会企画部会長もスピーチを行い、ESG投資が徐々に活発化する日本においてCSR報告書の第三者認証の意義について語った。また、Golden bee社からは今後のテーマとして、質の向上だけでなく、報告書を用いたコミュニケーションをさらに活発化させるため、モバイル時代に適した報告手法を検討すべきだとの提言があった。

【受賞企業】金蜜蜂优秀企业社会责任报告榜·介绍
【参照URL】第八届中国企业社会责任报告国际研讨会隆重召开

 中国政府商務部(経済産業省に相当)が主管する主要経済雑誌「WTO経済導刊」は12月3日、WBCSDの中国団体であるCBCSDと共同で「第8回金蜜蜂中国CSR報告国際シンポジウム」を北京で開催し、CSR報告書に優れた企業に与えられる「金蜜蜂優秀CSR報告賞」の授賞式とともに、中国のCSR報告に関する最新動向を発表した。シンポジウムは、在中スウェーデン大使館、ドイツ版JICAに相当するドイツ国際協力公社(GIZ)が共催機関となり、イベントには各界の関係者ら約300人が集まった。

 「金蜜蜂優秀CSR報告賞」は中国のCSRコンサルティングファームであるGolden Bee社が審査を行い、24社が大賞に、38社がカテゴリー賞に選ばれた。大賞に選ばれたのは、昨年の受賞企業でもある中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国中化(シノケム)、HUAWEI(ファーウェイ)、中国華能、中国長江電力、中国長江三峡、中国国営送電事業者である国家電網と中国南方電網、中国石炭最大手の神華、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国建築、武漢鋼鉄、中国アルミニウム、米自動車部品大手イートン社中国法人の中国イートン、香港漢方大手の無限極、独化学大手BASFの中国法人・BASF中国、インテル中国の17社と、今年初めて受賞した中国石油化工(シノペック)、中国五鉱、中国華電、中国国際航空(エアチャイナ)、ラオックスを傘下に持つ蘇寧電器、ダイムラー中国、そしてソニー中国の5社。受賞企業の大半を中国の国有・国営企業が占める中、ソニー中国は日系で唯一の受賞企業となった。

 CSR報告の最新動向としては、報告内容が全体的に高水準となってきており、特に環境関連では公開指数が昨年と比べ10.8%上昇。一方で、CSR報告に大きな関心を寄せる中国政府としては、従業員とコミュニティの項目を今後重視していくとし、社会責任に関する情報公開の重要性が増すことが報告された。また、外資系企業に関しては、CSR報告書を公表した企業数は104.2%増加し、中でも日系企業による公開が過半数を超え品質も高いことが評価された。今後の課題としては、現状8%に留まる英語での報告書作成と位置づけ、さらに国際基準に沿う報告書レベルまでには大きな改善の余地があることを挙げた。

 その他イベントでは、EUの非財務情報開示指令についても共有があり、また日本からは関正雄・企業市民協議会企画部会長もスピーチを行い、ESG投資が徐々に活発化する日本においてCSR報告書の第三者認証の意義について語った。また、Golden bee社からは今後のテーマとして、質の向上だけでなく、報告書を用いたコミュニケーションをさらに活発化させるため、モバイル時代に適した報告手法を検討すべきだとの提言があった。

【受賞企業】金蜜蜂优秀企业社会责任报告榜·介绍
【参照URL】第八届中国企业社会责任报告国际研讨会隆重召开

 中国政府商務部(経済産業省に相当)が主管する主要経済雑誌「WTO経済導刊」は12月3日、WBCSDの中国団体であるCBCSDと共同で「第8回金蜜蜂中国CSR報告国際シンポジウム」を北京で開催し、CSR報告書に優れた企業に与えられる「金蜜蜂優秀CSR報告賞」の授賞式とともに、中国のCSR報告に関する最新動向を発表した。シンポジウムは、在中スウェーデン大使館、ドイツ版JICAに相当するドイツ国際協力公社(GIZ)が共催機関となり、イベントには各界の関係者ら約300人が集まった。

 「金蜜蜂優秀CSR報告賞」は中国のCSRコンサルティングファームであるGolden Bee社が審査を行い、24社が大賞に、38社がカテゴリー賞に選ばれた。大賞に選ばれたのは、昨年の受賞企業でもある中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国中化(シノケム)、HUAWEI(ファーウェイ)、中国華能、中国長江電力、中国長江三峡、中国国営送電事業者である国家電網と中国南方電網、中国石炭最大手の神華、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国建築、武漢鋼鉄、中国アルミニウム、米自動車部品大手イートン社中国法人の中国イートン、香港漢方大手の無限極、独化学大手BASFの中国法人・BASF中国、インテル中国の17社と、今年初めて受賞した中国石油化工(シノペック)、中国五鉱、中国華電、中国国際航空(エアチャイナ)、ラオックスを傘下に持つ蘇寧電器、ダイムラー中国、そしてソニー中国の5社。受賞企業の大半を中国の国有・国営企業が占める中、ソニー中国は日系で唯一の受賞企業となった。

 CSR報告の最新動向としては、報告内容が全体的に高水準となってきており、特に環境関連では公開指数が昨年と比べ10.8%上昇。一方で、CSR報告に大きな関心を寄せる中国政府としては、従業員とコミュニティの項目を今後重視していくとし、社会責任に関する情報公開の重要性が増すことが報告された。また、外資系企業に関しては、CSR報告書を公表した企業数は104.2%増加し、中でも日系企業による公開が過半数を超え品質も高いことが評価された。今後の課題としては、現状8%に留まる英語での報告書作成と位置づけ、さらに国際基準に沿う報告書レベルまでには大きな改善の余地があることを挙げた。

 その他イベントでは、EUの非財務情報開示指令についても共有があり、また日本からは関正雄・企業市民協議会企画部会長もスピーチを行い、ESG投資が徐々に活発化する日本においてCSR報告書の第三者認証の意義について語った。また、Golden bee社からは今後のテーマとして、質の向上だけでなく、報告書を用いたコミュニケーションをさらに活発化させるため、モバイル時代に適した報告手法を検討すべきだとの提言があった。

【受賞企業】金蜜蜂优秀企业社会责任报告榜·介绍
【参照URL】第八届中国企业社会责任报告国际研讨会隆重召开

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 中国政府商務部(経済産業省に相当)が主管する主要経済雑誌「WTO経済導刊」は12月3日、WBCSDの中国団体であるCBCSDと共同で「第8回金蜜蜂中国CSR報告国際シンポジウム」を北京で開催し、CSR報告書に優れた企業に与えられる「金蜜蜂優秀CSR報告賞」の授賞式とともに、中国のCSR報告に関する最新動向を発表した。シンポジウムは、在中スウェーデン大使館、ドイツ版JICAに相当するドイツ国際協力公社(GIZ)が共催機関となり、イベントには各界の関係者ら約300人が集まった。

 「金蜜蜂優秀CSR報告賞」は中国のCSRコンサルティングファームであるGolden Bee社が審査を行い、24社が大賞に、38社がカテゴリー賞に選ばれた。大賞に選ばれたのは、昨年の受賞企業でもある中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国中化(シノケム)、HUAWEI(ファーウェイ)、中国華能、中国長江電力、中国長江三峡、中国国営送電事業者である国家電網と中国南方電網、中国石炭最大手の神華、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国建築、武漢鋼鉄、中国アルミニウム、米自動車部品大手イートン社中国法人の中国イートン、香港漢方大手の無限極、独化学大手BASFの中国法人・BASF中国、インテル中国の17社と、今年初めて受賞した中国石油化工(シノペック)、中国五鉱、中国華電、中国国際航空(エアチャイナ)、ラオックスを傘下に持つ蘇寧電器、ダイムラー中国、そしてソニー中国の5社。受賞企業の大半を中国の国有・国営企業が占める中、ソニー中国は日系で唯一の受賞企業となった。

 CSR報告の最新動向としては、報告内容が全体的に高水準となってきており、特に環境関連では公開指数が昨年と比べ10.8%上昇。一方で、CSR報告に大きな関心を寄せる中国政府としては、従業員とコミュニティの項目を今後重視していくとし、社会責任に関する情報公開の重要性が増すことが報告された。また、外資系企業に関しては、CSR報告書を公表した企業数は104.2%増加し、中でも日系企業による公開が過半数を超え品質も高いことが評価された。今後の課題としては、現状8%に留まる英語での報告書作成と位置づけ、さらに国際基準に沿う報告書レベルまでには大きな改善の余地があることを挙げた。

 その他イベントでは、EUの非財務情報開示指令についても共有があり、また日本からは関正雄・企業市民協議会企画部会長もスピーチを行い、ESG投資が徐々に活発化する日本においてCSR報告書の第三者認証の意義について語った。また、Golden bee社からは今後のテーマとして、質の向上だけでなく、報告書を用いたコミュニケーションをさらに活発化させるため、モバイル時代に適した報告手法を検討すべきだとの提言があった。

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【参照URL】第八届中国企业社会责任报告国际研讨会隆重召开