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【国際】ギリアド、先進国向け新型コロナ治療薬レムデシビルの販売価格を1回390米ドルに設定

 米製薬大手ギリアド・サイエンシズは6月29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬レムデシビルの販売価格を発表した。レムデシビルに対しては、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が6月25日、酸素吸入が必要な12歳以上の肺炎患者への使用を条件付きで認可する製造販売承認(CMA)を出しており、販売が始まる。

【参考】【EU】欧州医薬品庁、レムデシビルの条件付製造販売を認可。新型コロナ治療薬として初(2020年6月30日)

 販売価格は、先進国政府向けの価格を1バイアル(注射液)当たり390ドル。現行の治療実態では、大多数の患者が5日間投与で6バイアルを使用している模様のため、1人当たり2,340米ドルとなる。

 価格設定に当たり、同社は、レムデシビル投与により早期退院できる患者1人当たりの入院費削減コストを参照。同コストが約12,000米ドルなことから、社会性を勘案しても2,340米ドルの価格設定は妥当と判断した。また、購買力が最も低い先進国でも入手可能なレベルで価格設定をすることで、国単位で価格交渉を避けた上で広く普及できる価格にしたことを強調した。

 今回の発表では、同社は、米国保健社会福祉省(HHS)と契約を締結し、HHSと各州が9月末まで病院へのレムデシビルの配給を引き続き管理することになると発表した。この期間を過ぎ供給への制約が少なくなれば、HHSによる配給の管理は終了する。

 同社は、レムデシビルの開発および製造への投資額は10億米ドルを超えると予想。2021年以降も投資が継続させることから、販売価格の設定に対する理解を求めた。また、今後も、各国での認可プロセスも進めていく。

【参照ページ】An Open Letter from Daniel O’Day, Chairman & CEO, Gilead Sciences

 米製薬大手ギリアド・サイエンシズは6月29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬レムデシビルの販売価格を発表した。レムデシビルに対しては、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が6月25日、酸素吸入が必要な12歳以上の肺炎患者への使用を条件付きで認可する製造販売承認(CMA)を出しており、販売が始まる。

【参考】【EU】欧州医薬品庁、レムデシビルの条件付製造販売を認可。新型コロナ治療薬として初(2020年6月30日)

 販売価格は、先進国政府向けの価格を1バイアル(注射液)当たり390ドル。現行の治療実態では、大多数の患者が5日間投与で6バイアルを使用している模様のため、1人当たり2,340米ドルとなる。

 価格設定に当たり、同社は、レムデシビル投与により早期退院できる患者1人当たりの入院費削減コストを参照。同コストが約12,000米ドルなことから、社会性を勘案しても2,340米ドルの価格設定は妥当と判断した。また、購買力が最も低い先進国でも入手可能なレベルで価格設定をすることで、国単位で価格交渉を避けた上で広く普及できる価格にしたことを強調した。

 今回の発表では、同社は、米国保健社会福祉省(HHS)と契約を締結し、HHSと各州が9月末まで病院へのレムデシビルの配給を引き続き管理することになると発表した。この期間を過ぎ供給への制約が少なくなれば、HHSによる配給の管理は終了する。

 同社は、レムデシビルの開発および製造への投資額は10億米ドルを超えると予想。2021年以降も投資が継続させることから、販売価格の設定に対する理解を求めた。また、今後も、各国での認可プロセスも進めていく。

【参照ページ】An Open Letter from Daniel O’Day, Chairman & CEO, Gilead Sciences

 米製薬大手ギリアド・サイエンシズは6月29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬レムデシビルの販売価格を発表した。レムデシビルに対しては、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が6月25日、酸素吸入が必要な12歳以上の肺炎患者への使用を条件付きで認可する製造販売承認(CMA)を出しており、販売が始まる。

【参考】【EU】欧州医薬品庁、レムデシビルの条件付製造販売を認可。新型コロナ治療薬として初(2020年6月30日)

 販売価格は、先進国政府向けの価格を1バイアル(注射液)当たり390ドル。現行の治療実態では、大多数の患者が5日間投与で6バイアルを使用している模様のため、1人当たり2,340米ドルとなる。

 価格設定に当たり、同社は、レムデシビル投与により早期退院できる患者1人当たりの入院費削減コストを参照。同コストが約12,000米ドルなことから、社会性を勘案しても2,340米ドルの価格設定は妥当と判断した。また、購買力が最も低い先進国でも入手可能なレベルで価格設定をすることで、国単位で価格交渉を避けた上で広く普及できる価格にしたことを強調した。

 今回の発表では、同社は、米国保健社会福祉省(HHS)と契約を締結し、HHSと各州が9月末まで病院へのレムデシビルの配給を引き続き管理することになると発表した。この期間を過ぎ供給への制約が少なくなれば、HHSによる配給の管理は終了する。

 同社は、レムデシビルの開発および製造への投資額は10億米ドルを超えると予想。2021年以降も投資が継続させることから、販売価格の設定に対する理解を求めた。また、今後も、各国での認可プロセスも進めていく。

【参照ページ】An Open Letter from Daniel O’Day, Chairman & CEO, Gilead Sciences

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 米製薬大手ギリアド・サイエンシズは6月29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬レムデシビルの販売価格を発表した。レムデシビルに対しては、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が6月25日、酸素吸入が必要な12歳以上の肺炎患者への使用を条件付きで認可する製造販売承認(CMA)を出しており、販売が始まる。

【参考】【EU】欧州医薬品庁、レムデシビルの条件付製造販売を認可。新型コロナ治療薬として初(2020年6月30日)

 販売価格は、先進国政府向けの価格を1バイアル(注射液)当たり390ドル。現行の治療実態では、大多数の患者が5日間投与で6バイアルを使用している模様のため、1人当たり2,340米ドルとなる。

 価格設定に当たり、同社は、レムデシビル投与により早期退院できる患者1人当たりの入院費削減コストを参照。同コストが約12,000米ドルなことから、社会性を勘案しても2,340米ドルの価格設定は妥当と判断した。また、購買力が最も低い先進国でも入手可能なレベルで価格設定をすることで、国単位で価格交渉を避けた上で広く普及できる価格にしたことを強調した。

 今回の発表では、同社は、米国保健社会福祉省(HHS)と契約を締結し、HHSと各州が9月末まで病院へのレムデシビルの配給を引き続き管理することになると発表した。この期間を過ぎ供給への制約が少なくなれば、HHSによる配給の管理は終了する。

 同社は、レムデシビルの開発および製造への投資額は10億米ドルを超えると予想。2021年以降も投資が継続させることから、販売価格の設定に対する理解を求めた。また、今後も、各国での認可プロセスも進めていく。

【参照ページ】An Open Letter from Daniel O’Day, Chairman & CEO, Gilead Sciences