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【国際】AccountAbility、改訂版「AA1000AP 2018」を発行。新たに「インパクトの原則」導入

 アカウンタビリティに関する国際基準発行の英国NGO、AccountAbilityは5月8日、報告と情報開示に関するガイドライン「AA1000 AccountAbility Principles」の改訂版「AA1000AP 2018」を発行した。「AA1000 AccountAbility Principles」の初版は2008年に発行されており、今回10年ぶりの改訂。当初は2017年後半に発行予定だったが、2018年にずれ込んだ。

【参考】【国際】AccountAbility、改訂版「AA1000AP 2017」案を公表。新たに「インパクトの原則」盛り込む(2017年2月6日)

 AA1000APは、AccountAbilityが発行している「AA1000シリーズ」の一つで、企業や他の組織がサステナビリティ情報に関してアカウンタビリティ(説明責任)を果たすための3原則が記載されている。今回の変更の大きな特徴は、「AA1000APS 2008」の柱である「3原則」そのものに変更が加えられた点。「AA1000APS 2008」では、「包括性の根本原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」が定められていたが、これが新たに「包括性の原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」「インパクトの原則」という4原則に置き換わる。

 新たに追加された「インパクトの原則」とは、組織やステークホルダーがもたらすインパクトや影響を説明していくというもの。そのため、サステナビリティの文脈で、インパクトを定性、定量、金額換算などの手法で測定し開示していくべきだとした。「AA1000AP 2018」は、サステナビリティへの取り組みの進度によらず、全ての企業に役立つものとなっているという。特にサステナビリティがもたらす長期的な視点でのインパクト測定ニーズは高い。

 また、「AA1000AP 2018」はサステナビリティに関する最新のトピックや技術的な議論を踏まえた内容の更新もされている。加えて、イラストや図を多用することで、4つの原則の関係性などのコンセプトを明確に伝える工夫もなされた。

 「AA1000APS 2008」から「AA1000AP 2018」への切替期限は2018年12月31日。2019年1月1日以降に参照する場合は、全てAA1000AP 2018に準拠する必要がある。今後、「AA1000シリーズ」の第三者保証をするための基準書「AA1000AS(Assurance Standard) 2008」についても、「AA1000AS 2019」の発行作業を進める。

【参照ページ】AccountAbility Updates Signature Sustainability & Performance Guidance

 アカウンタビリティに関する国際基準発行の英国NGO、AccountAbilityは5月8日、報告と情報開示に関するガイドライン「AA1000 AccountAbility Principles」の改訂版「AA1000AP 2018」を発行した。「AA1000 AccountAbility Principles」の初版は2008年に発行されており、今回10年ぶりの改訂。当初は2017年後半に発行予定だったが、2018年にずれ込んだ。

【参考】【国際】AccountAbility、改訂版「AA1000AP 2017」案を公表。新たに「インパクトの原則」盛り込む(2017年2月6日)

 AA1000APは、AccountAbilityが発行している「AA1000シリーズ」の一つで、企業や他の組織がサステナビリティ情報に関してアカウンタビリティ(説明責任)を果たすための3原則が記載されている。今回の変更の大きな特徴は、「AA1000APS 2008」の柱である「3原則」そのものに変更が加えられた点。「AA1000APS 2008」では、「包括性の根本原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」が定められていたが、これが新たに「包括性の原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」「インパクトの原則」という4原則に置き換わる。

 新たに追加された「インパクトの原則」とは、組織やステークホルダーがもたらすインパクトや影響を説明していくというもの。そのため、サステナビリティの文脈で、インパクトを定性、定量、金額換算などの手法で測定し開示していくべきだとした。「AA1000AP 2018」は、サステナビリティへの取り組みの進度によらず、全ての企業に役立つものとなっているという。特にサステナビリティがもたらす長期的な視点でのインパクト測定ニーズは高い。

 また、「AA1000AP 2018」はサステナビリティに関する最新のトピックや技術的な議論を踏まえた内容の更新もされている。加えて、イラストや図を多用することで、4つの原則の関係性などのコンセプトを明確に伝える工夫もなされた。

 「AA1000APS 2008」から「AA1000AP 2018」への切替期限は2018年12月31日。2019年1月1日以降に参照する場合は、全てAA1000AP 2018に準拠する必要がある。今後、「AA1000シリーズ」の第三者保証をするための基準書「AA1000AS(Assurance Standard) 2008」についても、「AA1000AS 2019」の発行作業を進める。

【参照ページ】AccountAbility Updates Signature Sustainability & Performance Guidance

 アカウンタビリティに関する国際基準発行の英国NGO、AccountAbilityは5月8日、報告と情報開示に関するガイドライン「AA1000 AccountAbility Principles」の改訂版「AA1000AP 2018」を発行した。「AA1000 AccountAbility Principles」の初版は2008年に発行されており、今回10年ぶりの改訂。当初は2017年後半に発行予定だったが、2018年にずれ込んだ。

【参考】【国際】AccountAbility、改訂版「AA1000AP 2017」案を公表。新たに「インパクトの原則」盛り込む(2017年2月6日)

 AA1000APは、AccountAbilityが発行している「AA1000シリーズ」の一つで、企業や他の組織がサステナビリティ情報に関してアカウンタビリティ(説明責任)を果たすための3原則が記載されている。今回の変更の大きな特徴は、「AA1000APS 2008」の柱である「3原則」そのものに変更が加えられた点。「AA1000APS 2008」では、「包括性の根本原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」が定められていたが、これが新たに「包括性の原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」「インパクトの原則」という4原則に置き換わる。

 新たに追加された「インパクトの原則」とは、組織やステークホルダーがもたらすインパクトや影響を説明していくというもの。そのため、サステナビリティの文脈で、インパクトを定性、定量、金額換算などの手法で測定し開示していくべきだとした。「AA1000AP 2018」は、サステナビリティへの取り組みの進度によらず、全ての企業に役立つものとなっているという。特にサステナビリティがもたらす長期的な視点でのインパクト測定ニーズは高い。

 また、「AA1000AP 2018」はサステナビリティに関する最新のトピックや技術的な議論を踏まえた内容の更新もされている。加えて、イラストや図を多用することで、4つの原則の関係性などのコンセプトを明確に伝える工夫もなされた。

 「AA1000APS 2008」から「AA1000AP 2018」への切替期限は2018年12月31日。2019年1月1日以降に参照する場合は、全てAA1000AP 2018に準拠する必要がある。今後、「AA1000シリーズ」の第三者保証をするための基準書「AA1000AS(Assurance Standard) 2008」についても、「AA1000AS 2019」の発行作業を進める。

【参照ページ】AccountAbility Updates Signature Sustainability & Performance Guidance

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【参考】【国際】AccountAbility、改訂版「AA1000AP 2017」案を公表。新たに「インパクトの原則」盛り込む(2017年2月6日)

 AA1000APは、AccountAbilityが発行している「AA1000シリーズ」の一つで、企業や他の組織がサステナビリティ情報に関してアカウンタビリティ(説明責任)を果たすための3原則が記載されている。今回の変更の大きな特徴は、「AA1000APS 2008」の柱である「3原則」そのものに変更が加えられた点。「AA1000APS 2008」では、「包括性の根本原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」が定められていたが、これが新たに「包括性の原則」「重要性(マテリアリティ)の原則」「対応性の原則」「インパクトの原則」という4原則に置き換わる。

 新たに追加された「インパクトの原則」とは、組織やステークホルダーがもたらすインパクトや影響を説明していくというもの。そのため、サステナビリティの文脈で、インパクトを定性、定量、金額換算などの手法で測定し開示していくべきだとした。「AA1000AP 2018」は、サステナビリティへの取り組みの進度によらず、全ての企業に役立つものとなっているという。特にサステナビリティがもたらす長期的な視点でのインパクト測定ニーズは高い。

 また、「AA1000AP 2018」はサステナビリティに関する最新のトピックや技術的な議論を踏まえた内容の更新もされている。加えて、イラストや図を多用することで、4つの原則の関係性などのコンセプトを明確に伝える工夫もなされた。

 「AA1000APS 2008」から「AA1000AP 2018」への切替期限は2018年12月31日。2019年1月1日以降に参照する場合は、全てAA1000AP 2018に準拠する必要がある。今後、「AA1000シリーズ」の第三者保証をするための基準書「AA1000AS(Assurance Standard) 2008」についても、「AA1000AS 2019」の発行作業を進める。

【参照ページ】AccountAbility Updates Signature Sustainability & Performance Guidance