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【フランス】ロレアル、2005年比でGHG絶対量56%減を達成。サステナビリティ報告書

l'oreal

 化粧品世界大手ロレアルは4月20日、2015年度のサステナビリティ報告書「2015 PROGRESS REPORT」を公表、ロレアルグループ全体の取り組み成果を発表した。とりわけ温室効果ガスに関しては、2005年比で56%もの二酸化炭素排出量削減を達成した。ロレアルは温室効果ガス削減に取り組む世界的プロジェクトのCDP(Carbon Disclosure Project)から最高の「A」の格付を得ている。それ以外でもロレアルは、2020年までに達成する「2020コミットメント」を目標として発表しており、内容は環境や社会の各領域に及ぶ。

 ロレアルはこれまで「CDPのGHGプロトコル手法に基づいてスコープ1とスコープ2の領域において温室効果ガス排出量の絶対量を50%削減する」という目標を掲げていたが2013年に目標より1年前倒しで達成、次の目標として2020年までに2005年度比で60%減を定めていた。2015年時点で56%減を達成し、この目標達成も見えてきた。また、CDPのAランク格付については、同社のカーボンフットプリントマネジメントポリシーや気候変動戦略、情報開示の透明性の高さが評価されている。

 具体的な施策としては、工場や物流センターなど自社施設でのエネルギー削減、再生可能エネルギーの拡大、輸送過程でのエネルギー削減の3つを注力。自社設備のエネルギー削減では断熱材使用や建物デザインの変更を行い、製品ごとにkWh表示管理を行って社内での取り組みを徹底した。再生可能エネルギー分野では、廃棄物からのバイオガス利用、水力発電、太陽光発電などを自社施設で導入するとともに、再生可能エネルギー電力の購入も行い、自社工場と物流センターでの消費電力のうち42%を再生可能エネルギーで調達した。さらに、2015年末までにグループ拠点9ヶ所で二酸化炭素排出量ゼロを達成した。輸送分野では、マルチモーダル輸送(複数の輸送手段を組み合わせた一気通貫型輸送サービス)の割合を2009年の3%から19%に増やすとともに、車両輸送から鉄道輸送へと部分的に切り替えた。さらに配送車の積み荷率向上にも取り組んだ。

 気候変動以外の分野では、新商品開発において自社で定めた社会・環境基準をクリアする商品割合を増やすことにも力を入れており、2015年時点では74%まで達成、2020年には100%にする。また、生分解性素材を使う化粧品を複数のブランドで開発するなど、商品企画に積極的に社会・環境要因を取り入れるアクションを加速させている。

【参照ページ】Promoting low carbon growth: the challenge to be tackled
【参照ページ】2015 PROGRESS REPORT: L’ORÉAL’S SUSTAINABILITY PROGRAM IS ACCELERATING

 化粧品世界大手ロレアルは4月20日、2015年度のサステナビリティ報告書「2015 PROGRESS REPORT」を公表、ロレアルグループ全体の取り組み成果を発表した。とりわけ温室効果ガスに関しては、2005年比で56%もの二酸化炭素排出量削減を達成した。ロレアルは温室効果ガス削減に取り組む世界的プロジェクトのCDP(Carbon Disclosure Project)から最高の「A」の格付を得ている。それ以外でもロレアルは、2020年までに達成する「2020コミットメント」を目標として発表しており、内容は環境や社会の各領域に及ぶ。

 ロレアルはこれまで「CDPのGHGプロトコル手法に基づいてスコープ1とスコープ2の領域において温室効果ガス排出量の絶対量を50%削減する」という目標を掲げていたが2013年に目標より1年前倒しで達成、次の目標として2020年までに2005年度比で60%減を定めていた。2015年時点で56%減を達成し、この目標達成も見えてきた。また、CDPのAランク格付については、同社のカーボンフットプリントマネジメントポリシーや気候変動戦略、情報開示の透明性の高さが評価されている。

 具体的な施策としては、工場や物流センターなど自社施設でのエネルギー削減、再生可能エネルギーの拡大、輸送過程でのエネルギー削減の3つを注力。自社設備のエネルギー削減では断熱材使用や建物デザインの変更を行い、製品ごとにkWh表示管理を行って社内での取り組みを徹底した。再生可能エネルギー分野では、廃棄物からのバイオガス利用、水力発電、太陽光発電などを自社施設で導入するとともに、再生可能エネルギー電力の購入も行い、自社工場と物流センターでの消費電力のうち42%を再生可能エネルギーで調達した。さらに、2015年末までにグループ拠点9ヶ所で二酸化炭素排出量ゼロを達成した。輸送分野では、マルチモーダル輸送(複数の輸送手段を組み合わせた一気通貫型輸送サービス)の割合を2009年の3%から19%に増やすとともに、車両輸送から鉄道輸送へと部分的に切り替えた。さらに配送車の積み荷率向上にも取り組んだ。

 気候変動以外の分野では、新商品開発において自社で定めた社会・環境基準をクリアする商品割合を増やすことにも力を入れており、2015年時点では74%まで達成、2020年には100%にする。また、生分解性素材を使う化粧品を複数のブランドで開発するなど、商品企画に積極的に社会・環境要因を取り入れるアクションを加速させている。

【参照ページ】Promoting low carbon growth: the challenge to be tackled
【参照ページ】2015 PROGRESS REPORT: L’ORÉAL’S SUSTAINABILITY PROGRAM IS ACCELERATING

 化粧品世界大手ロレアルは4月20日、2015年度のサステナビリティ報告書「2015 PROGRESS REPORT」を公表、ロレアルグループ全体の取り組み成果を発表した。とりわけ温室効果ガスに関しては、2005年比で56%もの二酸化炭素排出量削減を達成した。ロレアルは温室効果ガス削減に取り組む世界的プロジェクトのCDP(Carbon Disclosure Project)から最高の「A」の格付を得ている。それ以外でもロレアルは、2020年までに達成する「2020コミットメント」を目標として発表しており、内容は環境や社会の各領域に及ぶ。

 ロレアルはこれまで「CDPのGHGプロトコル手法に基づいてスコープ1とスコープ2の領域において温室効果ガス排出量の絶対量を50%削減する」という目標を掲げていたが2013年に目標より1年前倒しで達成、次の目標として2020年までに2005年度比で60%減を定めていた。2015年時点で56%減を達成し、この目標達成も見えてきた。また、CDPのAランク格付については、同社のカーボンフットプリントマネジメントポリシーや気候変動戦略、情報開示の透明性の高さが評価されている。

 具体的な施策としては、工場や物流センターなど自社施設でのエネルギー削減、再生可能エネルギーの拡大、輸送過程でのエネルギー削減の3つを注力。自社設備のエネルギー削減では断熱材使用や建物デザインの変更を行い、製品ごとにkWh表示管理を行って社内での取り組みを徹底した。再生可能エネルギー分野では、廃棄物からのバイオガス利用、水力発電、太陽光発電などを自社施設で導入するとともに、再生可能エネルギー電力の購入も行い、自社工場と物流センターでの消費電力のうち42%を再生可能エネルギーで調達した。さらに、2015年末までにグループ拠点9ヶ所で二酸化炭素排出量ゼロを達成した。輸送分野では、マルチモーダル輸送(複数の輸送手段を組み合わせた一気通貫型輸送サービス)の割合を2009年の3%から19%に増やすとともに、車両輸送から鉄道輸送へと部分的に切り替えた。さらに配送車の積み荷率向上にも取り組んだ。

 気候変動以外の分野では、新商品開発において自社で定めた社会・環境基準をクリアする商品割合を増やすことにも力を入れており、2015年時点では74%まで達成、2020年には100%にする。また、生分解性素材を使う化粧品を複数のブランドで開発するなど、商品企画に積極的に社会・環境要因を取り入れるアクションを加速させている。

【参照ページ】Promoting low carbon growth: the challenge to be tackled
【参照ページ】2015 PROGRESS REPORT: L’ORÉAL’S SUSTAINABILITY PROGRAM IS ACCELERATING

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 化粧品世界大手ロレアルは4月20日、2015年度のサステナビリティ報告書「2015 PROGRESS REPORT」を公表、ロレアルグループ全体の取り組み成果を発表した。とりわけ温室効果ガスに関しては、2005年比で56%もの二酸化炭素排出量削減を達成した。ロレアルは温室効果ガス削減に取り組む世界的プロジェクトのCDP(Carbon Disclosure Project)から最高の「A」の格付を得ている。それ以外でもロレアルは、2020年までに達成する「2020コミットメント」を目標として発表しており、内容は環境や社会の各領域に及ぶ。

 ロレアルはこれまで「CDPのGHGプロトコル手法に基づいてスコープ1とスコープ2の領域において温室効果ガス排出量の絶対量を50%削減する」という目標を掲げていたが2013年に目標より1年前倒しで達成、次の目標として2020年までに2005年度比で60%減を定めていた。2015年時点で56%減を達成し、この目標達成も見えてきた。また、CDPのAランク格付については、同社のカーボンフットプリントマネジメントポリシーや気候変動戦略、情報開示の透明性の高さが評価されている。

 具体的な施策としては、工場や物流センターなど自社施設でのエネルギー削減、再生可能エネルギーの拡大、輸送過程でのエネルギー削減の3つを注力。自社設備のエネルギー削減では断熱材使用や建物デザインの変更を行い、製品ごとにkWh表示管理を行って社内での取り組みを徹底した。再生可能エネルギー分野では、廃棄物からのバイオガス利用、水力発電、太陽光発電などを自社施設で導入するとともに、再生可能エネルギー電力の購入も行い、自社工場と物流センターでの消費電力のうち42%を再生可能エネルギーで調達した。さらに、2015年末までにグループ拠点9ヶ所で二酸化炭素排出量ゼロを達成した。輸送分野では、マルチモーダル輸送(複数の輸送手段を組み合わせた一気通貫型輸送サービス)の割合を2009年の3%から19%に増やすとともに、車両輸送から鉄道輸送へと部分的に切り替えた。さらに配送車の積み荷率向上にも取り組んだ。

 気候変動以外の分野では、新商品開発において自社で定めた社会・環境基準をクリアする商品割合を増やすことにも力を入れており、2015年時点では74%まで達成、2020年には100%にする。また、生分解性素材を使う化粧品を複数のブランドで開発するなど、商品企画に積極的に社会・環境要因を取り入れるアクションを加速させている。

【参照ページ】Promoting low carbon growth: the challenge to be tackled
【参照ページ】2015 PROGRESS REPORT: L’ORÉAL’S SUSTAINABILITY PROGRAM IS ACCELERATING