Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs

【国際】Sustainalytics、ESG株式インデックス「GSSI」新設。UBSが排他的利用権獲得、IBRDが指数連動債発行

 ESG評価機関世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は9月10日、新たなESG株式インデックスをリリースした。同インデックスは、UBSが排他的金融商品プロバイダーとして契約し、第一号の金融商品として国際復興開発銀行が指数連動債を発行する。同インデックスは独インデックス開発大手Solactiveが管理運営する。

 今回開発されたインデックスは、「Global Sustainability Signatories Index 7.5% VC ER(GSSI)」。構成銘柄選定基準は、(1)国連グローバル・コンパクト(UNGC)署名企業であること、(2)UNGCの原則違反がないこと、(3)SustainalyticsがESGスコア評価を付与していること(現在世界11,000社)、(4)たばこの製造・流通企業またはエネルギー業界企業でないこと、(5)Sustainalyticsのコントラバーシースコアが3以下であること、(6)過去3年間EBITが黒字であること(選定後二連連続でEBITが赤字になると除外される)、(7)浮動株の時価総額が5億米ドル以上で過去3ヶ月の日次出来高が1,000万米ドル以上、の全てを満たす必要がある。

 この条件をクリアした企業のうち、各セクターでESGスコアが上位25%の企業の中からセクター、地域に鑑みた上で上位100社のみが構成銘柄として選定される。各地域ごとのセクターウェイトは、グローバルベンチマークと同一となるよう計算される。通貨は米ドル建て。

 現在の地域別の組入銘柄数は、欧州37、北米32、アジア太平洋25、中南米4、アフリカ・中東2。グローバルセクターウェイトは、生活必需品18.9、IT18.1、ヘルスケア17.5、金融16.4、資本財8.2、素材7.3、一般消費財6.3、不動産3.3、通信1.7、公益事業1.6、エネルギー0.7。構成比率上位10社は、ジョンソン・エンド・ジョンソン、キンバリークラーク、HP、東京エレクトロン、ウエストパック銀行、ネスレ、キャンベル・スープ、ナショナル・オーストラリア銀行、ノボノルディスク、シーメンス。

 GSSIを用いた第1号金融商品は、世界銀行グループの国際復興開発銀行(IBRD)が発行した指数連動債。GSSIに連動し年限7年。米ドル建て。同指標の排他的プライバーであるUBSが仕組債を組成した。IBRDは、債券発行で調達資金を貧困問題や国連持続可能な開発目標(SDGs)に資するプロジェクトへのファイナンスに用いる。UBSグループが投資家向けに販売する。

【参照ページ】Sustainalytics Collaborates with UBS and the World Bank on New Sustainable Investment Products
【参照ページ】World Bank Launches First Sustainable Development Notes Linked to New Global Sustainability Signatories Index

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 ESG評価機関世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は9月10日、新たなESG株式インデックスをリリースした。同インデックスは、UBSが排他的金融商品プロバイダーとして契約し、第一号の金融商品として国際復興開発銀行が指数連動債を発行する。同インデックスは独インデックス開発大手Solactiveが管理運営する。

 今回開発されたインデックスは

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 ESG評価機関世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は9月10日、新たなESG株式インデックスをリリースした。同インデックスは、UBSが排他的金融商品プロバイダーとして契約し、第一号の金融商品として国際復興開発銀行が指数連動債を発行する。同インデックスは独インデックス開発大手Solactiveが管理運営する。

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 今回開発されたインデックスは、「Global Sustainability Signatories Index 7.5% VC ER(GSSI)」。構成銘柄選定基準は、(1)国連グローバル・コンパクト(UNGC)署名企業であること、(2)UNGCの原則違反がないこと、(3)SustainalyticsがESGスコア評価を付与していること(現在世界11,000社)、(4)たばこの製造・流通企業またはエネルギー業界企業でないこと、(5)Sustainalyticsのコントラバーシースコアが3以下であること、(6)過去3年間EBITが黒字であること(選定後二連連続でEBITが赤字になると除外される)、(7)浮動株の時価総額が5億米ドル以上で過去3ヶ月の日次出来高が1,000万米ドル以上、の全てを満たす必要がある。

 この条件をクリアした企業のうち、各セクターでESGスコアが上位25%の企業の中からセクター、地域に鑑みた上で上位100社のみが構成銘柄として選定される。各地域ごとのセクターウェイトは、グローバルベンチマークと同一となるよう計算される。通貨は米ドル建て。

 現在の地域別の組入銘柄数は、欧州37、北米32、アジア太平洋25、中南米4、アフリカ・中東2。グローバルセクターウェイトは、生活必需品18.9、IT18.1、ヘルスケア17.5、金融16.4、資本財8.2、素材7.3、一般消費財6.3、不動産3.3、通信1.7、公益事業1.6、エネルギー0.7。構成比率上位10社は、ジョンソン・エンド・ジョンソン、キンバリークラーク、HP、東京エレクトロン、ウエストパック銀行、ネスレ、キャンベル・スープ、ナショナル・オーストラリア銀行、ノボノルディスク、シーメンス。

 GSSIを用いた第1号金融商品は、世界銀行グループの国際復興開発銀行(IBRD)が発行した指数連動債。GSSIに連動し年限7年。米ドル建て。同指標の排他的プライバーであるUBSが仕組債を組成した。IBRDは、債券発行で調達資金を貧困問題や国連持続可能な開発目標(SDGs)に資するプロジェクトへのファイナンスに用いる。UBSグループが投資家向けに販売する。

【参照ページ】Sustainalytics Collaborates with UBS and the World Bank on New Sustainable Investment Products
【参照ページ】World Bank Launches First Sustainable Development Notes Linked to New Global Sustainability Signatories Index

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