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【中国】KFCとピザ・ハット、2025年までに非生分解性プラ製の食器、ストロー、ビニール袋を全廃

 中国外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは1月5日、中国政府によるプラスチック規制の対応として、傘下ブランドのケンタッキーフライドチキン(KFC)チャイナとピザ・ハット・チャイナで、プラスチック製ストロー、プラスチック製食器、ビニール袋の提供を削減し、紙ストロー、紙袋、生分解性ビニール袋への転換を発表した。これらにより2021年から非生分解性プラスチックを毎年約8,000t削減できる見込み。

【参考】【中国】政府、プラスチック製品禁止発表。2025年までにEU並の規制。日本は中国に先越される(2020年1月21日)

 今回の施策では、まず、KFCチャイナでは、中国全土の店舗で、1月からプラスチック製ストローの提供を全面禁止。そして、プラスチック製の使い捨て食器(ナイフ、フォーク、スプーン)を90%以上削減し、木製の食器に切り替える。またテイクアウト用のビニール袋も50%以上の店舗で使用禁止し、生分解性プラスチックもしくは紙袋に切り替える。さらに2025年までに、ビニール袋とプラスチック製食器を全店舗で禁止にする。

 一方、ピザ・ハット・チャイナでは、すでに2020年末までに、中国の全店舗でのプラスチック製ストローの提供の禁止と、70%以上の店舗でのビニール袋の生分解性プラスチック袋または紙袋への切り替えを完了。2022年までに非生分解性のビニール袋を全廃する。

 これらの対応は、法令対応として実施するが、同社はさらに、独自戦略として、新素材開発に乗り出すことも表明。顧客に提供する全てのプラスチック製品をリサイクル可能なものに切り替え、森林破壊を引き起こしているサプライヤーからの紙製品調達も禁止する。これらにより、2025年までに全社で非生分解性プラスチックの消費量を重量ベースで30%削減する。

 同社は2019年に、「Grassland Restoration Initiative」を立ち上げ、内モンゴル自治区で草原100m2以上を保全するアクションを開始。再利用可能なトレイを提供する投資、紙製品の消費量を2019年に2,000t、店舗からの廃棄物も約20%削減している。

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 中国外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは1月5日、中国政府によるプラスチック規制の対応として、傘下ブランドのケンタッキーフライドチキン(KFC)チャイナとピザ・ハット・チャイナで、プラスチック製ストロー、プラスチック製食器、ビニール袋の提供を削減し、紙ストロー、紙袋、生分解性ビニール袋への転換を発表した。これらにより2021年から非生分解性プラスチックを毎年約8,000t削減できる見込み。

【参考】【中国】政府、プラスチック製品禁止発表。2025年までにEU並の規制。日本は中国に先越される(2020年1月21日)

 今回の施策では、

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 中国外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは1月5日、中国政府によるプラスチック規制の対応として、傘下ブランドのケンタッキーフライドチキン(KFC)チャイナとピザ・ハット・チャイナで、プラスチック製ストロー、プラスチック製食器、ビニール袋の提供を削減し、紙ストロー、紙袋、生分解性ビニール袋への転換を発表した。これらにより2021年から非生分解性プラスチックを毎年約8,000t削減できる見込み。

【参考】【中国】政府、プラスチック製品禁止発表。2025年までにEU並の規制。日本は中国に先越される(2020年1月21日)

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 中国外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは1月5日、中国政府によるプラスチック規制の対応として、傘下ブランドのケンタッキーフライドチキン(KFC)チャイナとピザ・ハット・チャイナで、プラスチック製ストロー、プラスチック製食器、ビニール袋の提供を削減し、紙ストロー、紙袋、生分解性ビニール袋への転換を発表した。これらにより2021年から非生分解性プラスチックを毎年約8,000t削減できる見込み。

【参考】【中国】政府、プラスチック製品禁止発表。2025年までにEU並の規制。日本は中国に先越される(2020年1月21日)

 今回の施策では、まず、KFCチャイナでは、中国全土の店舗で、1月からプラスチック製ストローの提供を全面禁止。そして、プラスチック製の使い捨て食器(ナイフ、フォーク、スプーン)を90%以上削減し、木製の食器に切り替える。またテイクアウト用のビニール袋も50%以上の店舗で使用禁止し、生分解性プラスチックもしくは紙袋に切り替える。さらに2025年までに、ビニール袋とプラスチック製食器を全店舗で禁止にする。

 一方、ピザ・ハット・チャイナでは、すでに2020年末までに、中国の全店舗でのプラスチック製ストローの提供の禁止と、70%以上の店舗でのビニール袋の生分解性プラスチック袋または紙袋への切り替えを完了。2022年までに非生分解性のビニール袋を全廃する。

 これらの対応は、法令対応として実施するが、同社はさらに、独自戦略として、新素材開発に乗り出すことも表明。顧客に提供する全てのプラスチック製品をリサイクル可能なものに切り替え、森林破壊を引き起こしているサプライヤーからの紙製品調達も禁止する。これらにより、2025年までに全社で非生分解性プラスチックの消費量を重量ベースで30%削減する。

 同社は2019年に、「Grassland Restoration Initiative」を立ち上げ、内モンゴル自治区で草原100m2以上を保全するアクションを開始。再利用可能なトレイを提供する投資、紙製品の消費量を2019年に2,000t、店舗からの廃棄物も約20%削減している。

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