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【日本】ヤマハ発動機、スコープ3を含む2050年カーボンニュートラル宣言。中間目標も設定

 ヤマハ発動機は7月19日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を宣言した。2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標を引き上げた。

 同社の「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」では当初、製品使用、生産、物流、資源利用の二酸化炭素排出量を2010年比50%削減とする目標を設定。今回の発表では、中間目標として、2030年にスコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量50%削減とスコープ3排出量24%削減を設定した。2035年にはスコープ1、スコープ2で54%、スコープ3で38%を達成し、2050年にはカーボンニュートラルとつなげる。


(出所)ヤマハ発動機

 同社の環境計画2050では、「気候変動」「資源循環」「生物多様性」「マネジメント」の4を注力領域として設定している。気候変動では、カーボンニュートラル達成のため、内燃機関系燃費改善とEVモデルのラインナップ拡充、水素やバイオ燃料等のエネルギー多様化に対応するパワートレイン開発を行う他、生産活動と物流の二酸化炭素排出量削減を進める。

 資源循環では、3R(レデュース・リユース・リサイクル)設計と製品リサイクルの推進、製造段階における廃棄物削減、水ストレスシナリオに基づく水消費量削減を掲げている。

 生物多様性では、製品を使用する環境の保全活動や、環境課題解決に貢献する活動を実施。マネジメントでは、環境法令順守と製品化学物質管理の強化、大気汚染改善、生産活動での揮発性有機化合物(VOC)排出の低減、環境活動でのサプライヤーとの協働、環境保全意識の啓発等を主軸。

【参照ページ】「環境計画2050」の目標見直しについて ~2050年までに製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す~
【参照ページ】ヤマハ発動機グループ環境計画2050・概要
【画像】ヤマハ発動機
[2021年7月21日修正]
内容の一部に誤りがあり訂正した

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 ヤマハ発動機は7月19日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を宣言した。2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標を引き上げた。

 同社の「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」では当初、製品使用、生産、物流、資源利用の二酸化炭素排出量を2010年比50%削減とする目標を設定。今回の発表では、

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 ヤマハ発動機は7月19日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を宣言した。2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標を引き上げた。

 同社の「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」では当初、製品使用、生産、物流、資源利用の二酸化炭素排出量を2010年比50%削減とする目標を設定。今回の発表では、

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 ヤマハ発動機は7月19日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を宣言した。2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標を引き上げた。

 同社の「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」では当初、製品使用、生産、物流、資源利用の二酸化炭素排出量を2010年比50%削減とする目標を設定。今回の発表では、中間目標として、2030年にスコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量50%削減とスコープ3排出量24%削減を設定した。2035年にはスコープ1、スコープ2で54%、スコープ3で38%を達成し、2050年にはカーボンニュートラルとつなげる。


(出所)ヤマハ発動機

 同社の環境計画2050では、「気候変動」「資源循環」「生物多様性」「マネジメント」の4を注力領域として設定している。気候変動では、カーボンニュートラル達成のため、内燃機関系燃費改善とEVモデルのラインナップ拡充、水素やバイオ燃料等のエネルギー多様化に対応するパワートレイン開発を行う他、生産活動と物流の二酸化炭素排出量削減を進める。

 資源循環では、3R(レデュース・リユース・リサイクル)設計と製品リサイクルの推進、製造段階における廃棄物削減、水ストレスシナリオに基づく水消費量削減を掲げている。

 生物多様性では、製品を使用する環境の保全活動や、環境課題解決に貢献する活動を実施。マネジメントでは、環境法令順守と製品化学物質管理の強化、大気汚染改善、生産活動での揮発性有機化合物(VOC)排出の低減、環境活動でのサプライヤーとの協働、環境保全意識の啓発等を主軸。

【参照ページ】「環境計画2050」の目標見直しについて ~2050年までに製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す~
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[2021年7月21日修正]
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