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【日本】ホンダ、 ハイブリッドeVTOLやアバターロボット開発へ。宇宙ビジネスも視野

 本田技研工業は9月30日、同社が進めている技術開発の新分野を発表した。燃焼、電動、制御、ロボティクス技術という同社のコア技術を活用し、同社が掲げる2030年ビジョン「生活の可能性が拡がる喜び」の実現に向け、新分野を切り拓きに行く。

 今回発表したのは、「eVTOL(電動垂直離着陸機)」「Hondaアバターロボット」「宇宙」の3分野。

 まず、eVTOLでは、「HondaJet」の応用として、航空機のハイブリッド化に挑む。具体的には、電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドの「Honda eVTOL」を開発。航続距離の長いeVTOLを目指す。

 eVTOLの分野では、丸紅及び同社子会社の丸紅エアロスペースは9月24日、完全電動型eVTOL開発の英バーティカル・エアロスペースとの間で業務提携を締結。日本国内における市場調査や事業参画検討を開始している。

 人の分身となるアバターロボットでは、「ASIMO」等のロボティクス研究を応用し、バーチャルに自己能力を拡張できるロボットを開発する。特に、繊細な制御を必要とする「多指ハンド」の開発に焦点を当てており、ハードウェアの小型化とともに「把持する」「操る」等の動作の精度向上を進めている。2030年代の実用化を視野に、2023年度中の「Hondaアバターロボット」の技術実証開始を目指す。

 宇宙では、すでに、燃料電池技術と高圧水電解技術を活かした月面での循環型再生エネルギーシステムの構築で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を開始している。また、アバターロボットにより、地球上から天体や宇宙空間でのロボット操作を地球上から行えるようにする。他には、低軌道向け小型人工衛星の打ち上げ用の小型ロケット開発も行っている。

【参照ページ】Hondaの新領域への取り組みについて
【参照ページ】英国Vertical Aerospace社とのエアモビリティ実装化に向けた業務提携について

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 本田技研工業は9月30日、同社が進めている技術開発の新分野を発表した。燃焼、電動、制御、ロボティクス技術という同社のコア技術を活用し、同社が掲げる2030年ビジョン「生活の可能性が拡がる喜び」の実現に向け、新分野を切り拓きに行く。

 今回発表したのは、

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 本田技研工業は9月30日、同社が進めている技術開発の新分野を発表した。燃焼、電動、制御、ロボティクス技術という同社のコア技術を活用し、同社が掲げる2030年ビジョン「生活の可能性が拡がる喜び」の実現に向け、新分野を切り拓きに行く。

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 本田技研工業は9月30日、同社が進めている技術開発の新分野を発表した。燃焼、電動、制御、ロボティクス技術という同社のコア技術を活用し、同社が掲げる2030年ビジョン「生活の可能性が拡がる喜び」の実現に向け、新分野を切り拓きに行く。

 今回発表したのは、「eVTOL(電動垂直離着陸機)」「Hondaアバターロボット」「宇宙」の3分野。

 まず、eVTOLでは、「HondaJet」の応用として、航空機のハイブリッド化に挑む。具体的には、電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドの「Honda eVTOL」を開発。航続距離の長いeVTOLを目指す。

 eVTOLの分野では、丸紅及び同社子会社の丸紅エアロスペースは9月24日、完全電動型eVTOL開発の英バーティカル・エアロスペースとの間で業務提携を締結。日本国内における市場調査や事業参画検討を開始している。

 人の分身となるアバターロボットでは、「ASIMO」等のロボティクス研究を応用し、バーチャルに自己能力を拡張できるロボットを開発する。特に、繊細な制御を必要とする「多指ハンド」の開発に焦点を当てており、ハードウェアの小型化とともに「把持する」「操る」等の動作の精度向上を進めている。2030年代の実用化を視野に、2023年度中の「Hondaアバターロボット」の技術実証開始を目指す。

 宇宙では、すでに、燃料電池技術と高圧水電解技術を活かした月面での循環型再生エネルギーシステムの構築で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を開始している。また、アバターロボットにより、地球上から天体や宇宙空間でのロボット操作を地球上から行えるようにする。他には、低軌道向け小型人工衛星の打ち上げ用の小型ロケット開発も行っている。

【参照ページ】Hondaの新領域への取り組みについて
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