化学世界大手独バイエルは7月9日、サステナビリティ推進の一環としてプレシジョン農業を支援するため、人工知能(AI)・データ分析企業Prospera Technologiesと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
今回の提携では、バイエルの野菜生産、作物保護、デジタル・トランスフォーメーション(DX)に関する知見と、Prosperaのデータ及び人工知能(AI)の強みを統合。高品質の果物・野菜栽培のためのクラウドサービス型の支援ツールを共同で提供していく。
同ツールは、Prosperaのデータ可視化・分析を活用し、温室栽培での収益性やサステナビリティの向上を目的としたもの。具体的には、状態に応じて場所毎の給水量や天然肥料の量をコントロールできる。これにより、省資源とコスト削減を実現しにいく。
両社は、野菜生産の重要市場であるメキシコで、同サービスの初期運用と現地調査を7月から開始。同地域の消費者と協働し、デジタル化した農業システムを継続的に改善していく。
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