インデックス開発世界大手米MSCIは7月12日、世界の上場企業の二酸化炭素排出量削減状況をモニタリングしているツール「MSCIネット・ゼロ・トラッカー」の最新結果を発表。現状では2013年の排出量と同様の水準に留まっており、今後削減を劇的に進めていく必要があると伝えた。
MSCIネット・ゼロ・トラッカーは、同社の主要インデックス「MSCI ACWI Investable Market Index(MSCI ACWI IMI)」の構成銘柄である世界上場企業9,300社を対象としている。IMIは世界の時価総額全体の99%をカバーしている。結果は四半期ごとに集計している。
今回の発表では、2021年5月31日時点での対象企業の直接排出量は10.9Gt。気温を1.5℃上昇に留めるためには、あと累積排出量の残分が61.4Gtしか残されておらず、6年以内に残分を使い切ってしまう状況となっている。
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インデックス開発世界大手米MSCIは7月12日、世界の上場企業の二酸化炭素排出量削減状況をモニタリングしているツール「MSCIネット・ゼロ・トラッカー」の最新結果を発表。現状では2013年の排出量と同様の水準に留まっており、今後削減を劇的に進めていく必要があると伝えた。
MSCIネット・ゼロ・トラッカーは、
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今回の発表では、2021年5月31日時点での対象企業の直接排出量は10.9Gt。気温を1.5℃上昇に留めるためには、あと累積排出量の残分が61.4Gtしか残されておらず、6年以内に残分を使い切ってしまう状況となっている。
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