Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs

【ヨーロッパ】ペプシコ、2030年までに全チップス商品包装での化石由来バージンプラ廃止

 ペプシコ欧州法人は1月25日、2030年までに全チップス商品の包装で、化石由来バージンプラスチックの使用を廃止すると発表した。対象は、スナック菓子ブランド「ウォーカーズ」「レイズ」「ドリトス」等。同アクションは、サステナビリティ・ロードマップ「ペプシコ・ポジティブ(pep+)」の一環。

【参考】 【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)

 同社は、2022年から100%再生プラスチックまたは再生可能プラスチックを使用した包装の実証を欧州市場で開始。まずはフランスのレイズで再生可能なプラスチックを使用する。その後、英国のウォーカーズで再生プラスチックの実証使用も展開する。

 実証で使用する再生原料は、使用済み食用油脂や廃棄紙パルプ等の工場での副産物、使用済みプラスチックから製造。バージンプラスチックからの切り替えにより、包装1tあたり二酸化炭素排出量を最大40%削減できる。

 また同社は、再生素材の活用だけでなく、軟質プラスチックのサーキュラーエコノミー化にも着目。設計、インフラ投資、軟包装リサイクルの3分野に注力する。同社のスナック菓子包装では、軟質プラスチックを使用。軽量で二酸化炭素排出量を小さくできる他、食品鮮度を保つ効果も高いため、食品廃棄の削減にも役立つという。

 設計では、全包装をリサイクルが容易な素材に転換。欧州の軟包装コンソーシアム「CEFLEX」のガイドラインにも準拠し、ポリプロピレン等のリサイクル可能なプラスチックの含有率を高める。

 インフラ投資では、軟包装のリサイクル施設への投資や、同インフラを実現する政策アドボカシーを展開。欧州における効果的な廃棄物回収システム開発に向けた協働や資金提供、英国での「軟質プラスチック・ファンド」やポーランドのREFLEXへの出資、埋め立て廃棄の禁止や拡大生産者責任の迅速な適用等のアドボカシー等を進めている。

 軟包装リサイクルでは、食品包装に適したバッグtoバッグのサーキュラーエコノミー化を促進。軟質フィルムの回収・分別・リサイクルの必要性を強調した。同社は今後、包装をプラスチックペレットにし、床束や自動車部品としてリサイクルすることも検討しているという。

【参照ページ】PEPSICO EUROPE SETS AMBITION TO ELIMINATE VIRGIN FOSSIL-BASED PLASTIC IN ALL OF ITS CRISP AND CHIP BAGS BY THE END OF THE DECADE
【画像】Pepsico

ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。

 ペプシコ欧州法人は1月25日、2030年までに全チップス商品の包装で、化石由来バージンプラスチックの使用を廃止すると発表した。対象は、スナック菓子ブランド「ウォーカーズ」「レイズ」「ドリトス」等。同アクションは、サステナビリティ・ロードマップ「ペプシコ・ポジティブ(pep+)」の一環。

【参考】 【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)

 同社は、

ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。

 ペプシコ欧州法人は1月25日、2030年までに全チップス商品の包装で、化石由来バージンプラスチックの使用を廃止すると発表した。対象は、スナック菓子ブランド「ウォーカーズ」「レイズ」「ドリトス」等。同アクションは、サステナビリティ・ロードマップ「ペプシコ・ポジティブ(pep+)」の一環。

【参考】 【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)

 同社は、

ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。

ここから先は有料登録会員限定のコンテンツとなります。有料登録会員へのアップグレードを行って下さい。

 ペプシコ欧州法人は1月25日、2030年までに全チップス商品の包装で、化石由来バージンプラスチックの使用を廃止すると発表した。対象は、スナック菓子ブランド「ウォーカーズ」「レイズ」「ドリトス」等。同アクションは、サステナビリティ・ロードマップ「ペプシコ・ポジティブ(pep+)」の一環。

【参考】 【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)

 同社は、2022年から100%再生プラスチックまたは再生可能プラスチックを使用した包装の実証を欧州市場で開始。まずはフランスのレイズで再生可能なプラスチックを使用する。その後、英国のウォーカーズで再生プラスチックの実証使用も展開する。

 実証で使用する再生原料は、使用済み食用油脂や廃棄紙パルプ等の工場での副産物、使用済みプラスチックから製造。バージンプラスチックからの切り替えにより、包装1tあたり二酸化炭素排出量を最大40%削減できる。

 また同社は、再生素材の活用だけでなく、軟質プラスチックのサーキュラーエコノミー化にも着目。設計、インフラ投資、軟包装リサイクルの3分野に注力する。同社のスナック菓子包装では、軟質プラスチックを使用。軽量で二酸化炭素排出量を小さくできる他、食品鮮度を保つ効果も高いため、食品廃棄の削減にも役立つという。

 設計では、全包装をリサイクルが容易な素材に転換。欧州の軟包装コンソーシアム「CEFLEX」のガイドラインにも準拠し、ポリプロピレン等のリサイクル可能なプラスチックの含有率を高める。

 インフラ投資では、軟包装のリサイクル施設への投資や、同インフラを実現する政策アドボカシーを展開。欧州における効果的な廃棄物回収システム開発に向けた協働や資金提供、英国での「軟質プラスチック・ファンド」やポーランドのREFLEXへの出資、埋め立て廃棄の禁止や拡大生産者責任の迅速な適用等のアドボカシー等を進めている。

 軟包装リサイクルでは、食品包装に適したバッグtoバッグのサーキュラーエコノミー化を促進。軟質フィルムの回収・分別・リサイクルの必要性を強調した。同社は今後、包装をプラスチックペレットにし、床束や自動車部品としてリサイクルすることも検討しているという。

【参照ページ】PEPSICO EUROPE SETS AMBITION TO ELIMINATE VIRGIN FOSSIL-BASED PLASTIC IN ALL OF ITS CRISP AND CHIP BAGS BY THE END OF THE DECADE
【画像】Pepsico

ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。