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【イギリス】バッテンフォール、1.8GWの洋上風力開発許可取得。2030年までに40GWに向け着々と

 英政府は7月2日、スウェーデン電力大手バッテンフォールに対し、洋上風力発電区域「ノーフォーク・バンガード」でのプロジェクト開発許可を出した。設備容量は1.8GWの大型案件。2020年代中頃に完成する予定。採用する風力タービンは今後決定する。

 英国政府は、2030年までに洋上風力発電を40GW新設する目標を掲げており、今回の案件だけで4.5%を占める。さらに同時並行で、デンマーク電力大手オーステッドも「Hornsea 3」区域での開発許可が審査されており、こちらは設備容量2.4GWでさらに案件となる。両社だけで2030年政府目標の10%以上を占める。

 しかし今回の審査では、オーステッドに対しては12月までに追加書類に提出が命じられ、許可獲得とはならなかった。オーステッドは、次回のCfDオークションで枠を獲得すると見られているが、同枠は2027年までに完工しなければならず、開発をスムーズに進めなければならない。当初オーステッドは早くて2025年以降の完工と見通しており、今回承認が先延ばしとなったことで、焦燥しているとの観測もある。

 英国政府は、2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、洋上風力発電に大幅な期待を寄せている。政府見積もりでは、2050年魔に75GWの新設が可能。価格面では、2010年当時に2030年までに1MWh当たり120ポンドから75ポンドと見立てていたが、2019年9月のオークションでは40ポンドで落札もされており、価格競争力も想定以上に高くなっている。

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 英政府は7月2日、スウェーデン電力大手バッテンフォールに対し、洋上風力発電区域「ノーフォーク・バンガード」でのプロジェクト開発許可を出した。設備容量は1.8GWの大型案件。2020年代中頃に完成する予定。採用する風力タービンは今後決定する。

 英国政府は、

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 英政府は7月2日、スウェーデン電力大手バッテンフォールに対し、洋上風力発電区域「ノーフォーク・バンガード」でのプロジェクト開発許可を出した。設備容量は1.8GWの大型案件。2020年代中頃に完成する予定。採用する風力タービンは今後決定する。

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 英政府は7月2日、スウェーデン電力大手バッテンフォールに対し、洋上風力発電区域「ノーフォーク・バンガード」でのプロジェクト開発許可を出した。設備容量は1.8GWの大型案件。2020年代中頃に完成する予定。採用する風力タービンは今後決定する。

 英国政府は、2030年までに洋上風力発電を40GW新設する目標を掲げており、今回の案件だけで4.5%を占める。さらに同時並行で、デンマーク電力大手オーステッドも「Hornsea 3」区域での開発許可が審査されており、こちらは設備容量2.4GWでさらに案件となる。両社だけで2030年政府目標の10%以上を占める。

 しかし今回の審査では、オーステッドに対しては12月までに追加書類に提出が命じられ、許可獲得とはならなかった。オーステッドは、次回のCfDオークションで枠を獲得すると見られているが、同枠は2027年までに完工しなければならず、開発をスムーズに進めなければならない。当初オーステッドは早くて2025年以降の完工と見通しており、今回承認が先延ばしとなったことで、焦燥しているとの観測もある。

 英国政府は、2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、洋上風力発電に大幅な期待を寄せている。政府見積もりでは、2050年魔に75GWの新設が可能。価格面では、2010年当時に2030年までに1MWh当たり120ポンドから75ポンドと見立てていたが、2019年9月のオークションでは40ポンドで落札もされており、価格競争力も想定以上に高くなっている。

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