Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs

【国際】カルフール、オーガニックPB商品トレーサビリティでブロックチェーン活用

 小売世界大手仏カルフールのオーガニック専門小売「カルフール・ビオ」は4月13日、ブロックチェーン技術を活用し、プライベートブランド(PB)商品のオーガニック製品の生産地や製造方法に関する透明性を向上させると発表した。PBオーガニック商品へのブロックチェーン技術導入は小売企業初。

 同社は2018年、IT世界大手米IBMと協働し、欧州小売業者として初めて、食品トレーサビリティ確保でブロックチェーン技術を活用。今回そのアクションをオーガニック商品の保証に波及させた形。

 消費者は、QRコードを読み取ることで、商品のライフサイクルに関する情報へアクセスが可能。生産者名、農場、包装場所、輸送手段、収穫日、品種、季節、有機認証等を知ることができる。

 カルフールは4月14日、畜産トレーサビリティでも新たなアクションを発表。同社ブラジル法人、Sustainable Trade Initiative(IDH)、ブラジル農業農業家畜連盟(CNA)の3者は4月14日、子牛から最終消費者までのブラジル産牛肉の完全なトレーサビリティ確保支援ツール「子牛の持続可能な生産プロトコル」を発表した。

 同プロトコルは、子牛の誕生から屠殺前の農場までを対象に、社会的・環境的に責任ある子牛の生産手順を定めたもの。カルフール及びカルフール財団が190万ユーロ(約2.6億円)、IDHが160万ユーロ(約2.2億円)を投じ、2019年から同国マットグロッソ州で展開する「子牛の持続的生産プログラム」に基づき、策定した。今後数年間での規模拡大を目指しており、ブラジルの全農場に適用される可能性があるという。

 2021年7月には、同プロトコルを活用し、子牛の誕生からスーパーでの陳列までのトレーサビリティ確保、100%森林破壊防止、手頃な価格を実現した牛肉の第一弾販売を開始した。2022年には、同州の生産者557世帯、牛19万頭以上、牧草地2,100km2、保全地区1,880km2に対し、技術・資金・環境支援を行うのが目標。

【参照ページ】CARREFOUR IS THE FIRST RETAILER TO USE BLOCKCHAIN TECHNOLOGY WITH ITS OWN-BRAND ORGANIC PRODUCTS, PROVIDING CONSUMERS WITH MORE TRANSPARENCY
【参照ページ】IDH, CARREFOUR GROUP BRAZIL AND CNA LAUNCH PROTOCOL FOR SUSTAINABLE PRODUCTION OF CALVES

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 小売世界大手仏カルフールのオーガニック専門小売「カルフール・ビオ」は4月13日、ブロックチェーン技術を活用し、プライベートブランド(PB)商品のオーガニック製品の生産地や製造方法に関する透明性を向上させると発表した。PBオーガニック商品へのブロックチェーン技術導入は小売企業初。

 同社は2018年、

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 小売世界大手仏カルフールのオーガニック専門小売「カルフール・ビオ」は4月13日、ブロックチェーン技術を活用し、プライベートブランド(PB)商品のオーガニック製品の生産地や製造方法に関する透明性を向上させると発表した。PBオーガニック商品へのブロックチェーン技術導入は小売企業初。

 同社は2018年、

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 小売世界大手仏カルフールのオーガニック専門小売「カルフール・ビオ」は4月13日、ブロックチェーン技術を活用し、プライベートブランド(PB)商品のオーガニック製品の生産地や製造方法に関する透明性を向上させると発表した。PBオーガニック商品へのブロックチェーン技術導入は小売企業初。

 同社は2018年、IT世界大手米IBMと協働し、欧州小売業者として初めて、食品トレーサビリティ確保でブロックチェーン技術を活用。今回そのアクションをオーガニック商品の保証に波及させた形。

 消費者は、QRコードを読み取ることで、商品のライフサイクルに関する情報へアクセスが可能。生産者名、農場、包装場所、輸送手段、収穫日、品種、季節、有機認証等を知ることができる。

 カルフールは4月14日、畜産トレーサビリティでも新たなアクションを発表。同社ブラジル法人、Sustainable Trade Initiative(IDH)、ブラジル農業農業家畜連盟(CNA)の3者は4月14日、子牛から最終消費者までのブラジル産牛肉の完全なトレーサビリティ確保支援ツール「子牛の持続可能な生産プロトコル」を発表した。

 同プロトコルは、子牛の誕生から屠殺前の農場までを対象に、社会的・環境的に責任ある子牛の生産手順を定めたもの。カルフール及びカルフール財団が190万ユーロ(約2.6億円)、IDHが160万ユーロ(約2.2億円)を投じ、2019年から同国マットグロッソ州で展開する「子牛の持続的生産プログラム」に基づき、策定した。今後数年間での規模拡大を目指しており、ブラジルの全農場に適用される可能性があるという。

 2021年7月には、同プロトコルを活用し、子牛の誕生からスーパーでの陳列までのトレーサビリティ確保、100%森林破壊防止、手頃な価格を実現した牛肉の第一弾販売を開始した。2022年には、同州の生産者557世帯、牛19万頭以上、牧草地2,100km2、保全地区1,880km2に対し、技術・資金・環境支援を行うのが目標。

【参照ページ】CARREFOUR IS THE FIRST RETAILER TO USE BLOCKCHAIN TECHNOLOGY WITH ITS OWN-BRAND ORGANIC PRODUCTS, PROVIDING CONSUMERS WITH MORE TRANSPARENCY
【参照ページ】IDH, CARREFOUR GROUP BRAZIL AND CNA LAUNCH PROTOCOL FOR SUSTAINABLE PRODUCTION OF CALVES

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