Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs

【国際】ICMM、Copper Mark等4団体、資源採掘サステナビリティ基準の統合に向け協議開始

 国際金属・鉱業評議会(ICMM)、国際銅協会、カナダ鉱業協会(MAC)、ワールド・ゴールド・カウンシルの4者は11月28日、各々の責任ある金属サステナビリティ基準を統合する協議を開始したと発表した。

 国際銅協会が運営する銅のサステナビリティ認証「Copper Mark」は現在、銅、ニッケル、亜鉛、モリブデンの4物質を対象としている。カナダ鉱業協会の「Towards Sustainable Mining(TSM)基準」は、あらゆる資源採掘に関する基準として2004年に創設された。ワールド・ゴールド・カウンシルは、金を対象に「責任ある金採掘原則(RGMPs)を運営している。また、ICMMは、「資源採掘原則」を策定し、各業界団体の基準との比較一覧を2020年に発表する等、業界団体の統合に向けた動きを進めていた。

 今回の発表は、各団体が提唱している責任ある採掘と金属に関する基準を統合することが目的。商品、地域、事業規模に関係なく、実用的かつ透明性の高いグローバルな基準の開発を目指す。投資家、政府、顧客、企業等のマルチステークホルダー型の議論プロセスを採用し、業界のアドバイザリーグループによる監査を行い、信頼性の高い保証プロセスを実行する。

 統合した新基準は、世界約60カ国で700の事業を展開する80社の鉱山会社で最初に採用される予定。議論を進める3団体に所属していない企業にも導入を促し、業界全体のESGパフォーマンスを高めていく。2024年中に規格案の公表とパブリックオピニオン募集を行い、より広いステークホルダーの参画とフィードバックを取り入れていく。

【参照ページ】Collaboration underway to develop consolidated standard for responsible mining

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 国際金属・鉱業評議会(ICMM)、国際銅協会、カナダ鉱業協会(MAC)、ワールド・ゴールド・カウンシルの4者は11月28日、各々の責任ある金属サステナビリティ基準を統合する協議を開始したと発表した。

 国際銅協会が運営する銅のサステナビリティ認証「Copper Mark」は現在、

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 国際銅協会が運営する銅のサステナビリティ認証「Copper Mark」は現在、銅、ニッケル、亜鉛、モリブデンの4物質を対象としている。カナダ鉱業協会の「Towards Sustainable Mining(TSM)基準」は、あらゆる資源採掘に関する基準として2004年に創設された。ワールド・ゴールド・カウンシルは、金を対象に「責任ある金採掘原則(RGMPs)を運営している。また、ICMMは、「資源採掘原則」を策定し、各業界団体の基準との比較一覧を2020年に発表する等、業界団体の統合に向けた動きを進めていた。

 今回の発表は、各団体が提唱している責任ある採掘と金属に関する基準を統合することが目的。商品、地域、事業規模に関係なく、実用的かつ透明性の高いグローバルな基準の開発を目指す。投資家、政府、顧客、企業等のマルチステークホルダー型の議論プロセスを採用し、業界のアドバイザリーグループによる監査を行い、信頼性の高い保証プロセスを実行する。

 統合した新基準は、世界約60カ国で700の事業を展開する80社の鉱山会社で最初に採用される予定。議論を進める3団体に所属していない企業にも導入を促し、業界全体のESGパフォーマンスを高めていく。2024年中に規格案の公表とパブリックオピニオン募集を行い、より広いステークホルダーの参画とフィードバックを取り入れていく。

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