米食品大手ホーメル・フーズは4月23日、新型コロナウイルス・パンデミック状況でも勤務を続ける工場生産部門の従業員に対し、特別賞与を総額700万米ドル(約7.5億円)支給したと発表した。同社は4月にも通常賞与の1回目総額400万米ドル(約4.3億円)を支給しており、今回はそれに追加した形。
特別賞与の支給額は、フルタイム社員一人当たりに500米ドル(約5.3万円)、パートタイム従業員一人当たり150米ドル(1.6万円)。7月に支払われる通常賞与の第2期目の賞与を含めると合計額は各々、800米ドル、300米ドルの支給となる。また、新型コロナウイルスの影響を受けるすべての従業員を対象に、基本給と福利厚生手当も満額保証している。
同社は、他にも、従業員の安全のため数百万米ドルを投資。施設の改善、医療用防具の確保、入室時の体温チェック、ウイルス検査、ソーシャル・ディスタンシングのための施設の再設計等に取り組んできた。
さらに同社は、メイヨー・クリニックから専門家を招致したタウンホールミーティングや説明会の開催、関心ある2万人を招集したYouTubeを活用したライブの実施等を通じ、従業員へ日時で新型コロナウイルスに関する情報を共有してきた。これまで生産拠点30施設のうち大多数では、新型コロナウイルス・パンデミックの影響を受けていない。
同社は3月18日、100万米ドルをフードバンクに寄付すると発表。世界中に100万食以上の寄付も行った。寄付金と商品は、過去5年間で総額5,000万ドル以上に及ぶ。
【参考】【アメリカ】大手企業、新型コロナで事業関連分野への寄付相次ぐ。事業継続へ全力。CDC財団にも(2020年3月22日)
【参照ページ】Hormel Foods Announces Over $7 Million in Second Round of Special Cash Bonuses for Plant Production Team Members
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