実務家や専門家を中心にバルセロナで結成されたCSRイニシアチブのForéticaは6月30日、CSRのプロを要請するための機関「CRSアカデミー」を設立すると発表した。CSRイニシアチブは1999年に同地バルセロナで開催された「第10回品質及び環境マネジメント会議」にて発足したNPO。スペインだけでなく中南米にも影響力を持ち、ヨーロッパで活動するCSRイニシアチブ組織の一つだ。今回設立される「CRSアカデミー」では、オープンクラス、社員研修の他、ウェブナーでの講座を開設し、CSRを経営に取り入れたいスペインおよびラテンアメリカの企業をメインターゲットとする。カリキュラムでは、個々のニーズに合わせた柔軟な学習機会を提供し、同時に研究活動にも力を入れる。
オープンクラスでは、今年度は10月と来年4月に新規開講を予定しており、社員研修・ウェビナーコースはそれぞれ随時開催される。講座では、リーダー育成とマネジメントの二つのCSR・サステナビリティのプログラムが設けられ、生徒のニーズに応じて変更できるように短期のコースとなっている。テーマに関しては、一般レベルのCSRのストラテジーと経営に関する横断的なテーマや、環境や社会、経営倫理と情報開示といった分野がある。
フォレティカの社長ヘルマン・グランダは、CRSアカデミーは、CSRとサステナビリティに関する様々な業種の専門家としての知識を高めると同時に、サステナビリティ・カルチャーの中心軸として最高のツールを提供しCSR専門家の競争力を高めることができると語り、スペイン語圏での中核的なCSRプロフェッショナル養成機関としていく意気込みを見せた。
【機関サイト】Forética
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