カナダNGOのMiningWatch Canadaは9月4日、カナダ資源大手Barrick Goldが保有するタンザニア北部のノースマラ金鉱で、同社が採用した民間治安部隊による地域住民数百人への暴力行為を明らかにした報告書を公表した。刑事捜査も行われず、同社による苦情処理メカニズムも適切に整備されていないという。
MiningWatch Canadaは過去4年間にわたり同金鉱を調査。現地住民が敷地内への侵入や鉱山廃棄物からの金漁りを行っていることに対し、同社は暴力的な措置で対抗している模様。同社は、国内外からの批判を浴び、2017年に現地地域社会との紛争解決を目指すための苦情処理メカニズムを設置。しかし、MiningWatch Canadaによると、企業からの独立性が確保されておらず、中立的な判断に欠けると指摘した。
【参照ページ】Tanzania: Victims of North Mara Gold Mine Violence Find No Justice in New Compensation Scheme
【報告書】Inequality of Arms
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