アパレル世界大手米ティンバーランドは9月7日、2025年までに世界中に5,000万本植林するという新しいコミットメントを発表した。ティンバーランドは、VFコーポレーションの子会社。
アウトドア関連商品を主軸とする同社にとって森林や自然環境は、経営上の重要性が高い。2001年以来、重点分野の1つとして、世界中で1,000万本以上植林してきた。スイス大学ETHチューリッヒでの新たな研究によると、樹木の回復は依然、気候変動緩和の最も効果的な戦略の1つであり、世界的な植林プログラムは人間の活動で排出された二酸化炭素の3分の2を吸収できるという。
同プログラムは、まず、グローバル・キャンペーン「Nature Needs Heroes」を開始。市民に対し、簡単に実施できる活動を呼びかけるとともに、12人の先駆者「エコ・ヒーロー」を選出する。加えて、環境支援を行う複数の組織と提携する。提携する組織には、Smallholder Farmers Alliance、GreenNetwork、TREE AID、国連砂漠化防止条約、世界銀行グループのConnect4Climate、Justdiggit、Las Lagunas Ecological Park、Trees for the Future、American Forests、Treedom等がある。
5,000万本植林プログラムでは、1年目はハイチ、中国、ドミニカ共和国、米国、マリを中心に実施。マリでは、アフリカ・サハラ砂漠での8,000kmに渡る植樹プロジェクト「グレート・グリーン・ウォール(緑の万里の長城)」の支援を含む諸プロジェクトに取り組む。
【参照ページ】TIMBERLAND COMMITS TO PLANT 50 MILLION TREES OVER NEXT FIVE YEARS
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら