【国際】国連グローバル・コンパクト、企業法務向けのサステナビリティ・ガイダンス第2版発行

　国連グローバル・コンパクト（UNGC）は11月7日、企業の最高法務責任者（GC）を始めとした法務向けのサステナビリティ・アジェンダ・ガイダンスの第2版を発行した。初版は2015年に発行されていた。法務担当者がESGを業務に組み込んでいく内容を概説している。

　同ガイダンスでは、コーポレート・サステナビリティを確実なものにしていくために、企業にとっての価値や責任ある事業慣行の観点を法務業務の中に埋め込んでいくか、コーポレート・サステナビリティやフィデューシャリー・デューティーの観点からESG要素を意思決定プロセスの中にどのように統合するか、人権デューデリジェンスを法務がどのように扱うか、苦情処理（Grievance）メカニズムをどのように扱うか、危機時対応や危機復旧のためにサステナビリティの原則をどう活用するか等に焦点が当てられている。

　今回のガイダンス策定は、法律事務所リンクレーターズとカリフォルニア大学バークレー校との共同作成。ネスレの知見が多く反映されている。

【参照ページ】United Nations Global Compact updates guidance to help General Counsel drive the corporate sustainability agenda

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所