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【トルコ】政府、黒海で過去最大級のガス田発見。エネルギー安全保障の観点から成果強調

 トルコのタイイップ・エルドアン大統領は8月20日、黒海で大規模な天然ガス田を発見したと発表した。推定埋蔵量は同海域過去最大級の3,200億m3。経済成長を遂げているトルコはエネルギー需要が増加しており、エネルギーはロシアやイランからの輸入依存度が高い。今回の発見は、エネルギー安全保障を高める観点からも今回の発見を大ニュースと宣言している。

 ガス田の発見場所は、黒海西部でトルコ北部100海里の採掘区域「Tuna-1」。深海底の水深は2,100mで、そこから地中1,400メートルの深さの場所。7月後半から掘削を開始しているが、採掘開始までには7年から10年を要する見通し。

 投資コストは、20億米ドル(約2,120億円)から30億米ドル(約3,170億円)と見積もられている。それ以上の詳細についてはトルコ政府はまだ明らかにしていない。国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長によると、発見された天然ガスの潜在的経済価値は、現在の価格水準で800億米ドル(約8.5兆円)という。またトルコのエネルギー需要を20年間賄える量に相当するとの憶測もあるが、可採埋蔵量はまだ不明。

 エルドアン大統領は、今回の掘削は、すべてトルコの自前の技術で実現したことを強調。国威発揚のネタとしても活用する考えだ。

【参照ページ】Turkey Makes Significant Black Sea Gas Find: Sources

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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