
半導体世界大手米インテルは7月15日、アリゾナ州商工局(ACA)、フェニックス市ビジネス・アンド・ワークフォース・デベロップメント・ボード、SEMI財団、マリコパ・コミュニティ・カレッジ・ディストリクト(MCCD)、フレッシュ・スタート・ウーマンズ財団と共同で、製造設備エンジニア向けの米国初の登録実習生プログラムをアリゾナ州で開始すると発表した。
同プログラムの期間は、1期1年で、5期実施する。選抜された実習生は、初日からインテルの正社員となり、1年間のプログラムを修了すると、修了証と大学単位を取得できる。同社は、プログラム修了後も実習生の90%が雇用主に留まると想定している。
同社は、米国の半導体業界では2030年までに約11万5,000人の雇用が増えると予想されているものの、新規雇用の約58%は未充足のまま終わるリスクがあると指摘。これらの未充足の雇用のうち39%が、資格や学位を必要とするエンジニア職になるという。そのため、実習生の人材パイプラインを確保することは、将来の労働力需要に対応するとともに、同社の採用力強化にもつながるとみている。
1年間のプログラムでは、座学と実地研修で構成。受講生は、機械、空気圧、油圧、真空システムのハンドツールの基礎、電気の基礎と電子工学、化学薬品とガスの取扱い、コミュニケーションスキル、問題解決、クリティカルシンキング等、設備エンジニアに必要なコアコンピテンシーを学ぶことができる。特にガスや化学設備の実践スキルに重点を置く。
【参照ページ】Intel Launches Its First US Apprenticeship for Manufacturing Facility Technicians
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