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【アメリカ】配車アプリのウーバー、NPOと提携して衣料の寄付を受け付けるキャンペーンを展開

 配車サービス大手の米ウーバーが、自社の移動プラットフォームを活用したユニークなCSRキャンペーンを展開した。ウーバーは5月2日、社会的弱者に向けた職業訓練、雇用支援などを展開しているNPOのグッドウィル・インダストリーズ(以下、グッドウィル)と提携し、ウーバーの利用者が寄付を希望する衣類を無料で回収する1日限りの革新的なキャンペーンを展開した。

 過去にニューヨーク、ボストン、サンフランシスコで実施したキャンペーンの成功例を基に、今回ウーバーとグッドウィルは全米50都市以上でキャンペーンを展開し、利便性の高い配車サービスと寄付というユニークな組み合わせを実現した。

 同キャンペーンの仕組みは下記の通りだ。

  1. 4月中に、寄付を希望する利用者は不要な衣類を袋に収納する
  2. 5月2日、利用者はウーバーのアプリを起動し、画面下の”GIVE”というボタンを押す
  3. ウーバーの運転手が利用者のところまで行き、袋に収納された衣類を預かり、グッドウィルに届ける

 今回の取り組みにより、利用者は4月中に不要な衣類を処分することができ、同時に寄付を通じて社会貢献を果たすことができる。グッドウィルは、寄付された衣類の販売による売上を就職斡旋、職業訓練プログラムに充てる予定だ。2013年、グッドウィルの雇用支援プログラムの対象者は約1000万人にのぼっている。

 グッドウィルのマーケティング最高責任者を務めるKim Zimmer氏は「今回の革新的な提携は、ウーバーの地域コミュニティへのコミットメントを示している。この取り組みにより、初春恒例の大掃除と寄付が今までより楽なものになり、ゴミの削減と就業支援にもつながる」と語った。

 また、ウーバーの方針・戦略担当副社長を務めるDavid Plouffe氏は「ウーバーとグッドウィルは共に地域コミュニティへの有意義な貢献を目指している。キャンペーンの利用者は自分の用事を済ませるだけではなく、就業希望者の支援を行なうグッドウィルをサポートすることになる」と述べた。

 今回の取り組みが継続的なものとして定着するのか、また国外での横展開につながっていくのか。CSR活動のベストプラクティスとなるには、今後の広がりが鍵となる。

【参照リリース】Goodwill® and Uber Team Up for Nationwide Mobile Donation Campaign
【団体サイト】Goodwill Industries International
【企業サイト】Uber

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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