【国際】ESG評価機関ドイツoekom、ESG評価状況の報告書発表。各業界3位以内に入った日本企業4社 2017/04/29 最新ニュース

 ドイツESG評価期間大手oekom researchは4月5日、世界全体の企業のサステナビリティ報告に関する状況をまとめた報告書「コーポレート・レスポンシビリティ・レビュー」の2017年版を発表した。同社は2009年から同報告書を発表しており今年が9回目。oekom researchはドイツのESG評価機関として最大手。1993年に設立後、現在はオランダ、フランスの他、昨年には英国ロンドンと米国ニューヨークにもオフィスを開設した。

 同報告書の調査対象は、oekom researchがESG関連情報を収集している世界5,600社のうち、欧州を中心とした先進国企業約1,600社。同のESG評価では、全100項目について、企業の公開情報、企業へのインタビュー、外部専門家へのインタビュー、メディア、NGOや業界団体、研究機関などの調査報告をもとに分析し、A+からD-までの12段階で格付している。今回の報告書は、同社のESG評価データベースを分析し、世界の全体傾向をまとめたもの。

 同報告書では、ESG格付において、A+からB-までの評価を得た企業の割合は、2015年の16.29%から、2016年は16.50%に微増したのに留まったのに対し、少なくとも基礎的なサステナビリティ管理体制を整備している企業の割合は、2015年の35.86%から2016年は40.15%に大きく伸び、底上げレベルでは改善しきていると発表。その背景として、国連持続可能な開発目標(SDGs)への賛同、国内規制の強化、投資家のESG投資の高まりなどを挙げた。業界別では、自動車業界、消費財メーカーなどが他をリードしており、一方最も遅れているのが石油・ガス採掘業界や関連設備業界。しかし、平均点トップの自動車業界でも、スコアは100点満点中46.5でしかなく、改善の余地は極めて大きい。

 また報告書内では、各業界トップ3の企業を発表。国別集計では、フランス16社、ドイツ12社、英国11社、米国とスウェーデン6社、オランダ5社、日本4社の順。日本企業では、デンソーが自動車部品業界3位、東芝が電機業界3位、花王が消費財業界3位、JR東日本が鉄道輸送3位だった。

【参照ページ】oekom Corporate Responsibility Review 2017: Global report on companies’ sustainability performance
【報告書】Corporate Responsibility Review 2017

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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