ベルギー債務管理庁は2月26日、同国初となるグリーンボンド国債(OLO)の発行条件を決定した。発行額45億ユーロ(約5,900億円)。発行日は3月5日。グリーンボンド国債の発行は、ポーランド、フランス、フィジー、ナイジェリア、インドネシアに次いで6カ国目となる。
同グリーンボンドの償還期間は15年で、償還日は2033年4月22日。クーポン1.250%(MS-14bps)。格付はムーディーズAa3、S&PはAA。グリーンボンドとしての使途は、環境配慮型交通インフラ85%、土地利用8%、再生可能エネルギー3%、サーキュラーエコノミー2%、省エネ2%。最大の使途は近距離鉄道網の整備で22億ユーロが投じられる。
セカンドオピニオンはサステイナリティクス(Sustainalytics)。アレンジャーはBNPパリバFortisとクレディ・アグリコル。ブックランナーは両社に加え、バークレイズ、ING、JPモルガン。共同主幹事はシティグループ、KBCバンク、モルガン・スタンレー、野村インターナショナル、SB。また、ABNアムロ、Belfius、ラボバンク、スコシアバンクも販売を実施する。同国債は、ブリュッセル証券取引所に上場される予定。
注文受付は2月26日に実施され、45億ユーロの発行に対し、約3倍の127億ユーロの注文が入った。再販売価格は99.466%(販売益1.289%)。注文の国別割合は、ユーロ圏53%、非ユーロ欧州23%、アジア12%、その他欧州9%、米国3%、中東0%。注文者の種別は、運用会社33%、中央銀行・公的機関26%、年金基金16%、銀行(財務部門)12%、保険会社5%、ヘッジファンド5%、銀行(その他)3%。
【参照ページ】Press release – Kingdom of Belgium EUR 4.5bn 1.250% 15-year Inaugural Green OLO transaction due 22nd April 2033 (OLO86)
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