カナダロイヤル銀行グローバル・アセット・マネジメントは10月16日、米国、カナダ、英国の機関投資家を対象としたESG投資意識調査の結果を発表した。ESG投資は、投資リスクを下げ、投資リターンを拡大すると考え、ESG投資を採用する機関投資家が増えていることがあらためてわかった。
同調査によると、ESGを「多少考慮」と回答した人の割合と、「著しく考慮」との回答した人の割合は、「著しく考慮」の割合がいずれの地域でも増加していた。増加分は、米国で3%、カナダで5%、英国で30%。ESG投資を採用している投資家においても、ESG投資が具体的な投資価値を生むと確信する人が増えているという結果となった。特に、「多少考慮」と「著しく考慮」をあわせた割合では、英国で97%、カナダで80%と非常に高くなっていた。一方米国は、2018年からほぼ横ばいという結果だった。
また同調査では、ESGテーマで今年最も重視しているテーマも聞いた。結果、米国はサイバーセキュリティ、英国は気候変動、カナダは腐敗防止だった。ESG投資については、アクティブ運用で追求する志向が強いこともわかった。
【参照ページ】New survey from RBC Global Asset Management uncovers diverging views on responsible investing among institutional investors
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