石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシア等の主要非加盟国で構成するOPECプラスは9月5日、10月の原油生産量を9月比で日量10万バレル減算すると発表した。オンラインで開催した閣僚会合で決定した。
OPECプラスは8月3日、9月の産油量を8月比で日量10万バレル幅で増産を決定。G7財相会合は9月2日に発表した共同声明で増産を歓迎していた。その直後の減産決定となり、G7は冷水を浴びせられた形。
【参考】【国際】G7財相会合、ロシア産石油の上限価格設定で確認。最終的な国内市場からの締出しでも合意(2022年9月5日)
OPECプラスは今回、生産量を8月水準に戻すことについて、もともと9月のみの増産だったと説明。直近では相場が下がっていることから減産を決めたと見られる。一方、ボラティリティと不確実性が上昇する中、市場の状況を継続的に評価し、必要であれば様々な形で直ちに生産調整を行う用意があることも確認した。
OPECプラスの会合は次回10月5日を予定している。
【参照ページ】32nd OPEC and non-OPEC Ministerial Meeting
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