米フォーチュン誌は2月23日、2015年の「World's Most Admired Companies(世界で最も称賛される企業)」50社を発表した。1位は8年間連続でアップル、2位はグーグル、3位はバークシャー・ハサウェイ、4位がアマゾン、5位がスターバックスとなり、大手テクノロジー企業が上位に名を連ねた。
また、今年はChipotle、 CVSヘルス、セールスフォース・ドットコム、そして金融サービス大手のUSAAが初ランクインした。一方で、マクドナルドは46位に転落し、上位50社にランクイン以降、過去7年間で最も低い評価となった。
8年間首位を守り続けているアップルは、2015年の2月に時価総額が過去最高となる700億米ドル以上を記録している。2位のグーグルは広告事業が順調な点に加え、無人運転車や高速ブロードバンドのGoogle Fiberなど革新的な事業に取り組んでいる点が評価されている。3位に浮上したのは著名投資家のウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイで、同社は2015年の3月に初めて時価総額300億米ドルを達成している。
4位にランクインしたEコマース大手のアマゾンは88億8000万米ドルの売上を記録し、2015年後半からは12本の長編映画を毎年公開する計画がある。5位はスターバックスで、同社は2015年第1四半期に5%以上の成長率を記録し、ビールやワインなどの酒類とともにチーズなど販売商品を拡大。また、米国市場の一部では携帯端末からのオーダーや支払い、配達までのサービスを開始している。5位以下の企業は下記の通り。
6位 Walt Disney
7位 Southwest Airlines
8位 American Express
9位 General Electric
10位 Coca-Cola
11位 Johnson & Johnson
12位 FedEx
13位 Nike
14位 Nordstrom
15位 BMW
16位 Costco Wholesale
17位 Procter & Gamble
18位 Whole Foods Market
19位 Singapore Airlines
20位 Microsoft
21位 3M
22位 Wells Fargo
23位 Goldman Sachs Group
24位 Toyota Motor
25位 IBM
26位 Facebook
27位 Boeing
28位 Caterpillar
28位 USAA
30位 Samsung Electronics
31位 BlackRock
32位 Exxon Mobil
33位 Nestle
34位 UPS
35位 J.P. Morgan Chase
36位 Unilever
37位 Marriott International
38位 Wal-Mart Stores
39位 Delta Air Lines
40位 Intel
41位 Home Depot
41位 PepsiCo
43位 Volkswagen
44位 Chipotle Mexican Grill
45位 CVS Health
46位 McDonald’s
47位 AT&T
48位 Target
49位 Accenture
50位 salesforce.com
同リストは、財政状態の健全さ、長期的投資価値、人材管理、社会的責任、資源の使用の賢明さ、経営管理の質、製品およびサービスの質、革新性、世界での競争力という9つの項目から企業を評価し、格付している。
上位に評価されている企業に共通するのは、常に現状にとどまらず成長に向けた革新を図っている点だ。なお、日本からは上位50社の中で唯一24位にトヨタ自動車がランクインしている。リストの詳細については下記から。
【参考サイト】World's Most Admired Companies
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