糖尿病ケアのリーディングカンパニーとして知られる製薬大手、ノボノルディスクのトルコ支社は6月15日、その倫理的な事業慣行を認められ、トルコで最も倫理的な企業へ送られる"ETIKA2014"を受賞したと発表した。同社がこの賞を受けるのは今年で3年連続となる。
ETIKAアワードはトルコで企業倫理を推進するEDMER(Turkish Ethics Values Association)が主催しているアワードで、倫理とビジネスモラル、評判管理、コーポレート・ガバナンス、CSR、コンプライアンス管理、リーダーシップ・創造性の6分野における80以上の基準に基づき、トルコで最も倫理的な企業が毎年選出される。
ノボノルディスク・トルコでゼネラルマネジャーを務めるSebnem Avser氏は「企業倫理と製品の質に対し決して妥協しないことは、我々の行動規範であるノボノルディスク・ウェイの要であり不変の原則でもある。この賞を再び受賞することができたことは、我々に大いに誇りを与えてくれる。この受賞により、財務、環境、社会面における倫理の遵守が、ノボノルディスク・ウェイの文面だけにとどまらず、ノボノルディスクの従業員に備わっているということが示された」と語った。
ノボノルディスク・トルコによる責任ある事業慣行は、昨年同社が発行したケーススタディ"Innovating diabetes care in Turkey"にもまとめられている。このケーススタディは、地域における研究開発やヘルスケア専門家の育成、患者の自己管理プログラムへの投資が、いかにトルコで糖尿病に苦しむ人々のコストを抑え、生活の質向上につながるかを示したものだ。
また、ノボノルディスクの地域法令遵守・コンプライアンス担当役員を務めるMeltem Ozker Gunduz氏は「我々は従業員への研修や意思決定プロセスに企業倫理を統合することで、企業倫理を我々の事業と切り離せないものにしている。ますます競争が激化する製薬業界においてノボノルディスク・トルコがETIKAアワードを受賞したことは、この分野において旗を掲げる上での大きなモチベーションとなる」と語った。
糖尿病の撲滅を企業の目標として掲げるノボノルディスクにとって、トルコは戦略上重要な国の一つでもある。トルコは糖尿病患者が世界で最も多い国の一つで、現在720万人以上もの患者が悩まされており、その数は20年以内に1200万人以上にも増加すると予想されている。自社の本業がトルコの社会課題と直結しているノボノルディスクにとって、倫理的な事業慣行は消費者からの信頼を高め、市場を拡大するための重要な要素でもあるのだ。
【企業サイト】Novo Nordisk
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