総合電機世界大手の独シーメンス社と自動車部品世界大手の仏ヴァレオは4月18日、ハイブリッド車を含む電気自動車用の高電圧パワートレイン開発のために合弁会社を立ち上げることで合意した。資本は両者で折半する。
電気自動車部品市場の市場成長率は2020年まで20%以上と予測されており非常に可能性がある分野。合弁会社で扱う製品は、パワートレイン部だけでなく、電動モーター、DC/DCコンバーター、レンジエクステンダー(電気自動車の弱点である走行距離を伸ばすための技術)、インバーター、充電部など広範囲に渡る。この会社で、開発、生産、販売までを一貫して行う。
シーメンスは世界の鉄道車両大手でもあり重電分野の技術に強い。一方ヴァレオは自動車部品サプライヤーとの長年の実績があり、すでに高電圧パワートレインの開発も手がけている。両者の強みを補完しあって世界市場を取りに行く。本社はドイツのエルランゲンに置かれ、フランス、ノルウェー、ポーランド、ハンガリー、中国に工場を設置する予定。法的手続きが整えば、合弁会社は2016年の第4四半期に開業する。
【参照ページ】Siemens and Valeo join forces for global leadership in powertrains for electric cars
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