【アメリカ】FINRA、シティグループに対し1150万ドルの制裁金。大量の株式レーティング表示ミス 2018/01/08 最新ニュース

 米金融自主規制機関FINRAは12月28日、米シティグループ証券会社シティグループ・グローバル・マーケッツに対し1,150万米ドル(約13億円)の制裁金を課したと発表した。理由は、同社がリテール業務の顧客に対し、過去約5年の間に証券1,800銘柄(同社の調査対象銘柄の38%以上に相当)に対し誤った調査レーティング情報を提供したというもの。FINRAによると、2011年2月から2015年12月の間に同社のアナリスト部門のレーティング情報のうち、「売り」評価が「買い」と表示する等のミスがあったという。

FINRAによると、同社はさらに、レーティング表示ミスが発覚したにもかかわらず適切に訂正することや、正しく表示するためのテストを実施することも怠ったと判断した。

 FINRAは、今回の制裁調査において、シティグループ・グローバル・マーケッツが調査に協力的な姿勢をとったと認識。調査対象となったレーティング情報も同社が自主的にFINRAに開示し、損害を被った顧客に対し補償措置をとる意向も示したという。

 他にもFINRAは12月27日、JPモルガングループのクリアリング子会社J.P. Morgan Clearing Corp.に対し、280万米ドル(約3億円)の制裁金を課した。理由は、米証券取引委員会(SEC)の顧客保護規制が求める信託保全義務を、2008年から2016年の間に一部怠ったというもの。

 FINRAは、全米証券業協会(NASD)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の会員規制機能が2007年に合併し発足した組織。米証券取引委員会(SEC)の監督のこと、約5,100社の会員証券会社の監査を実施し、仲裁・調停等の紛争解決も担っている。

【参照ページ】FINRA Sanctions Citigroup Global Markets Inc. $11.5 Million for Displaying Inaccurate Research Ratings
【参照ページ】FINRA Fines J.P. Morgan Securities LLC $2.8 Million for Customer Protection Rule Violations and Supervisory Failures

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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