厚生労働省は1月14日、外国人技能実習生の労災死亡者数が2014年度から2016年度までで22人に上ると発表した。多くが事故死だが、過労死も一人いた。外国人技能実習生の労災死比率は、日本の労働者全体での労災死比率を大きく上回っている実態が明らかとなった。
厚生労働省は、労働基準監督署に報告された外国じ技能実習生の死亡案件の中で、労災認定されたものを集計。労災保険の給付対象となる休業4日位上の労災案件は、過去3年の年平均で475件あった。背景には、労働安全衛生が徹底されていない中小企業での雇用が多いことや、日本語が不十分な中で安全指導を徹底できていないこともあるという。
外国人技能実習生に関しては、雇用主が適切なマネジメントをしていないことが比較的多く、今回報告された件数よりも実際の件数は多いとの見方もある。一方、労働者不足が深刻化するコンビニエンストアでは、外国人技能実習生の採用で活路を見出したい姿勢も見せており、今後より一層雇用主の管理責任が問われていきそうだ。
【参考ページ】技能実習生の労働災害を防止しましょう
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