
ネイチャー誌は6月13日、過去25年間で南極大陸の氷3兆tが融解し、海に流出したとする論文を掲載した。さらに過去10年間で氷の融解ペースが3倍に高まっていることも明らかとなった。
今回の論文は、スクリップス海洋研究所のHelen Amanda Fricker氏、英リーズ大学のAndrew Shepherd氏、米カリフォルニア大学アーバイン校のIsabella Velicogna氏の他、88名の研究者が調査に携わった。
融解した氷の量は、水に換算すると約7.6兆klに及ぶ。これは、テキサス州全域を約4m覆い尽くさせる量。研究の結果、南極大陸の氷床の融解が、世界の海面上昇の3分の1に帰することがわかった。海面上昇ペースは2012年までは年間3.4mmペースで、南極大陸の影響はその10分の1程度であったが、ここ数年でそのペースは加速している。加速の背景としては、西南極氷床及び南極半島の氷の融解の増加があり、さらに東南極氷床でもその兆候が見られるという。根本原因は、人間社会による二酸化炭素排出量の増加と断言した。
【論文】Trends and connections across the Antarctic cryosphere
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