米最大手豚肉加工業者スミスフィールド・フーズは8月12日、大豆由来の植物性タンパク質を用いた新ブランド「Pure Farmland」を発表した。肉食を減らし菜食を増やす「フレキシタン」市場を狙う。健康や気候変動への意識の高まりから、欧米を中心に、一部で肉食離れが進む中、植物性の代替たんぱく質市場が活発化している。
今回発表された大豆由来の植物性タンパク質食品は、従来の肉食と同じように調理可能な商品で、味も同等だという。シンプルな味付けのパテ、代替チェダーチーズ・パルメザンチーズ、ミートボール等がある。いずれも米国産で、無添加かつグルテンフリー、乳成分不使用。大豆由来のため、他の植物性たんぱく質にはない必須アミノ酸が含まれることも特徴。
同ブランドでは、再生プラスチック素材を50%以上用いたトレイを利用する等、食品包装の環境面にも配慮。加えて、米食品関連財団「アメリカン・ファームランド・トラスト」と協働し、商品販売1個毎に、1平方フィートの農場保護費用を寄付する。この寄付活動を通じて、農場や牧場の保全だけでなく、農業慣行の改善や農家支援に努める。
【参考】Smithfield Foods Launches Plant-Based Protein Portfolio Under Pure Farmland™ Brand
【画像】Smithfield Foods
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