米小売大手メイシーズは10月21日、同社の2019年会計年度末までに毛皮製品の販売を禁止すると発表した。「メイシーズ」ブランドや同社ブランド「ブルーミングデールズ」だけでなく、ブランド・パートナーでの販売製品、アウトレット店でも禁止する。毛皮製品のメンテナンスや修繕、リファービッシュ製品を扱う「Fur Vaults」店も閉じる。
同社は今回の決定の背景について、アパレル業界の潮流、顧客の声、代替製品の調査、NGOとの対話の結果と説明。メイシーズのプライベートブランド(PB)製品ではすでに毛皮の使用を禁止していたが、これを同社のビジネス全体に拡大する。
アパレル業界では、多くの有名ラグジュアリーブランドがすでに毛皮の取扱禁止を発表。米カリフォルニア州でも10月12日、同州での毛皮製品の製造・販売を禁止する州法が成立したばかり。
【参考】【アメリカ】カリフォルニア州、毛皮製品の製造・販売禁止州法制定。動物利用サーカスも禁止(2019年10月16日)
【参考】【イギリス】バーバリー、売れ残り品焼却処分取りやめ。動物毛皮の使用も禁止(2018年9月9日)
【参考】【イタリア】プラダ、2020年春夏コレクションから動物毛皮使用を禁止。業界に動き広がる(2019年5月25日)
【参照ページ】Macy’s, Inc. Commits to Going Fur-Free
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