投資運用世界大手米ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)は3月5日、3月8日の国際女性デーを前に、「Fearless Girl(恐れを知らぬ少女)」キャンペーンの3年目の結果を発表した。
【参考】【国際】ステート・ストリート、エンゲージメントにより世界301社で女性取締役が誕生(2018年10月5日)
同キャンペーンは2017年3月に開始して以来、女性取締役ゼロの企業へのエンゲージメントを通じて、上場企業681社に女性取締役を誕生させてきた。地域内訳は、米国495社、カナダ33社、英国13社、日本101社、オーストラリア30社。
地域 | エンゲージメント対象企業 | 女性取締役誕生企業 | 誕生率 |
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世界全体 | 1,384 | 681 | 49% |
米国 | 928 | 495 | 53% |
カナダ | 74 | 33 | 45% |
英国 | 15 | 13 | 87% |
欧州(英国除く) | 13 | 9 | 69% |
日本 | 295 | 101 | 34% |
オーストラリア | 59 | 30 | 51% |
SSGAは、3月から、ジェンダー・ダイバーシティに関する議決権行使ガイドラインの適用範囲を、香港とシンガポールにも拡大。ハンセン指数とストレーツ・タイムス指数採用の上場企業を対象とすることを決めた。同議決権行使ガイドラインは2017年に米国、英国、オーストラリアで導入され、2018年に欧州、カナダ、日本に対象が拡大された。
同社はまた、対象市場に上場する企業について、4年連続でジェンダー・ダイバーシティに関する懸念が続き、かつエンゲージメントで建設的なコミュニケーションが得られなかった場合、指名・ガバナンス委員会の委員長だけでなく、委員会全体に反対票を投じる方針と明言した。
【参照ページ】ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ、3周年を迎えた「Fearless Girl」キャンペーンの最新成果を発表 ― 681社で女性取締役が新たに就任 ―
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