EUの欧州証券市場監督局(ESMA)は4月2日、新型コロナウイルス・パンデミックの影響を受け、マクロプローデンス政策の一環として実施している市場Eリスクアセスメントの最新状況を発表した。
現時点でリスクが最も高い「赤」に位置づけられているのは、ESMA所管の全体リスク、証券市場、金融インフラ・サービス、アセットマネジメントの4つ。個人投資家についても、2番目に高い「オレンジ」に位置づけた上で、見通しは「上昇」に分類した。リスク・カテゴリーでは、「流動性リスク」「市場リスク」で赤。「波及リスク」「信用リスク」「オペレーションリスク」でもオレンジかつ見通し「上昇」とした。
(出所)ESMA
リスク・ドライバーでは、「マクロ経済環境」「政治・イベントリスク」で急増、「国債・社債市場」「インフラ中断」で上昇、「金利環境」はステイとした。
今回のコロナ・ショックでは、市場だけでなく、感染拡大で事業継続が難しくなるオペレーションリスクも抱えており、複数の次元でのマクロ・プルーデンス政策が重要となっている。
次回の発表は5月。
【参照ページ】ESMA UPDATES ITS RISK ASSESSMENT IN LIGHT OF THE COVID-19 PANDEMIC
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