アパレル業界の国際サステナビリティ団体Sustainable Apparel Coalition(SAC)は5月28日、ブランド・小売向けの評価手法「Higg Brand & Retail Modul(Higg BRM)」の改訂の普及で、欧州アパレルEC最大手の独ザランドとの協働を発表した。同社が、2020年4月に改訂されたHigg BRM最新版での評価を初取得するともに、同社の取扱ブランド企業に対してもHigg BRM評価取得を義務付ける。
Higg BRMは、マネジメントシステム、製品、サプライチェーン、包装、使用と廃棄、小売、オフィス、輸送、物流センターの全体で、二酸化炭素排出量、エネルギー消費量、大気汚染、廃水、廃棄物、有害化学物質、森林破壊、整粒多様性、動物福祉の観点からインパクトを評価している。SACは、2019年に評価テクノロジーの開発のため、子会社Higg Coを設立しており、Higg Coも今回協働プロジェクトに参画する。
ザランドは、2008年にドイツ・ベルリンで創業。今は17市場に展開し、3,200万人のアクティブユーザーを抱える。有名ブランドからローカルブランドまで幅広い商品を扱っており、今回の協働により、ザランドは、業界を俯瞰して対処すべき課題を把握していく。これによりローカルブランドでもサステナビリティを追求する動きが出てくることが期待される。
【参照ページ】Zalando, Sustainable Apparel Coalition and Higg Co Set New Sustainability Standard for Brands and Retailers
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